向こうの話に適当な相槌を打ちつつ、予定していたホテルとは別のところに入ることに。これで美人局の危険性は若干下げられたハズだ。
高学歴、ハイキャリアのネーチャンを撮影する時、いつも不思議に思うことがある。それは、
容姿に似合わないセクシーランジェリーを着ているケースがままある、ことだ。
そして、案の定、良子もそうだった。雑誌コンセプトは「素人っぽさ」だったので、AVでも着ないような下着をつけられると、どうにもやりにくい。
「せっかく撮影してもらうので、わざわざ下着を買ったんです」と良子は言う。これが女ごころなのかどうか知る由もないが、お堅い職業の地味な女がスケスケの下着を身に付けたところで、ルックスの地味さが際立ってミスマッチだ。
しかし、どうも彼女は下着に自信があるらしく、下着シーンでは異様なほど気合を見せた。
エロ本なので、本番はファックなんですが…。
とりあえず、心にもない褒め言葉でネーチャンの気分を高め、いざ本番へ。
「地味な女ほどセックスはエロい」の格言通り、そのテクニックたるや高級ソープ嬢も裸足で逃げ出すレベル。まぁ、顔は場末のヘルス嬢みたいだったけど。
撮影を一通り終えた安心感もあったのか、筆者は地雷と分かりつつ“あの疑問”をぶつけてみた。
「何で本業があるのに、こんな二束三文で訳の分からん男とハメ撮りしたの?」
すると、彼女はこう答えた。