【腹をくくったぼくの対応】
黒人オカマ「カバンの中みせてよ。それでお金がなかったら帰るわ」
JOJO「いいよ。はい」(←すでに投げやり)
言われたとおりにカバンをあけると、すぐにめざとく現金をみつけるオカマ。
黒人オカマ「やっぱりあるじゃない」
見つかったのは、隣国南アフリカ共和国のお金。モザンビークでも簡単に両替して使うことができる。
JOJO「ダメだよ。それ今度使うお金だから」
黒人オカマ「じゃあ、帰らないわよ」
JOJO「いや、帰れって」
黒人オカマ「だって私、あなたのフェラしたんだからー!」
JOJO「迷惑だから静かにしろって」
黒人オカマ「なによ! 殴るなら殴りなさいよ!」
騒ぎ立てるオカマ。だが、大声テロにはもう屈しない。
というのも、この夜宿に客が少ないことをぼくは記憶していた。日本人がいる様子もない。もし他の客にこのことがバレても、多少気まずい思いをするだけだ。
チェックアウトしてしまえば、一生会うことはない連中。さほど気にする必要はない。
最悪の場合でも、宿のルールを破ったことで出禁にされるくらいだろう。他の宿に移ってしまえば問題ない。
変な方向で腹を括ったぼくは、これ以上オカマの攻撃にダメージを受けることはなくなった。
【嘘泣きするオカマ】
黒人オカマ「お金」
JOJO「もう払わない。帰れ」
黒人オカマ「えーん。えーん」
嘘くさい泣き真似をはじめた。
黒人オカマ「えーん。えーん」
そして、お決まりの大声。
JOJO「嘘泣きしても払わないから」
腹を括ったぼくはもう動じない。
JOJO「一緒にレセプション行こう」
宿のスタッフに迷惑をかけることになるが、もうどうしようもない。
黒人オカマ「いやよ。私ここでフェラしたんだし」
なんだその訳の分からない理論…。
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