仕事柄、筆者は風俗で働く女性に数多くインタビューしているが、先日、引き際、つまり辞め時についての話になった。
この業界の女性の多くは、「目的を達成した時」が引き際だと思っていたりする。それは例えば、借金を返済した時や留学費用を達成したりなど。また、親や友人に風俗店で働いていることがバレる“身バレ”が原因になることも多い。
一方、男性が風俗から離れるきっかけといえば、お気に入りの女のコが退店したり、そして股間が元気でなくなったりだったりするハズだ。
若者の風俗離れが叫ばれて久しく、風俗産業自体に元気がなくなっているようにも見えるが、こういった状況だからこそ、都市伝説的にウワサになっている風俗店がある。それが、都内某所の『R』という店舗型ファッションヘルスだ。
都内の店舗型風俗店ということは、かなりの老舗であることを意味する。定められた半径の間に学校などの教育施設や病院があると、条例によって新規店を建てることができない。つまり、都内のファッションヘルスはどこも歴史が長いわけだが、『R』もオーナーは交代しているものの昭和から続いているという。壁の塗り直しや手直しはしているが、サービスも内装も基本的にオープン当初から変わっていない。