その後、街の情報を探るべく、小さな居酒屋に入り、ビールを一杯グビッと煽りながら、70代後半と思しき元美人女将に探りを入れると、
「遊びですか? それならこの先にある『某』っていう店なら女のコいますよ」
丁寧にそう教えてくれるのでした。
そこは小さなスナックで、外国人の女のコばかり数人。しかも、いろんな国のコがいるインターナショナルなスナックなのでした。
ママに相談すると、紹介してくれたのは小柄で浅黒いフィリピン人の女のコでした。焼酎を一杯飲んだくらいで早速店を出されてしまい、
「さて、ラブホなんてこの古びた街にあるのかしらん」
そう思いつつ、手を繋いで歩いていると、彼女に連れ込まれたのは一軒の雑居ビルのような建物でした。
その怪しい建物の奥に、なんと、レンタルルーム的なヤリ部屋があるのでした。
まるで、ちょんの間のような狭い部屋で、一緒にシャワーを浴び、
「パロパロ、ダメヨー(笑)」
などとジョークを交えながらパコパコと腰を振るのでした。
昔も今も、旧遊郭や旧赤線街の遊びは、さほど変わっていないようです。
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