「今日は新人さんがいるから3Pでいい？」ってお客さんに許可を取る場合もあれば、新人教育のための3Pが好きで、あえて新人を指名してくるM男もいる。
新人の女王様は具体的に先輩から手取り足取り指導してもらうのではなくて、見ながら覚えていく感じ。流れを把握しつつ、加虐プレイに参加しつつ…て感じかな。先輩女王様が言葉とかムチで責める様子を確認しながら、新人さんはM男のオナニーの補助をしたりアナルを刺激するの。
でも、アナルの責め方って最初はとても難しい。アナルに入れる指の本数を増やしていくペースとかM男との呼吸の合わせ方とか、前立腺の見つけ方なんかは、実際にやってみてカラダで覚えていくしかないのが正直なところ。
お店によっては「奴隷の検体コース」というのがあって、新人女王様のために練習台になるプレイを楽しめることも。お客さんは女王様の経験値が低いことを承知の上で、自分のカラダを提供するの。新人の成長に協力している“貢献感”を得るためだったり、たどたどしい女王様にイジめられる屈辱を味わったりしたいのね。
それはともかく、わたくしの経験上、アナルの感じる場所って人によってまったく違うから、いくらテクニックに優れた女王様に習っても簡単に習得できる技術じゃない。とにかく勘と場数とセンスが大事。それから度胸と好奇心も。
アナル開発の技術はすぐにマスターできるものじゃない。経験を積み重ねるしかないから、職人さんの世界みたいなもの。だから、後輩に技術を継承するのも大変で、女王様の数はどんどん減っているの。
といっても、若いうちからやればいいってものでもない。20歳くらいの女のコは普通の風俗では人気だけど、SMの女王様となると若いコは厳しいわ。