【ネットナンパ】難易度が高すぎる相手とのエッチの結末

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Ilustrate by ながおか

 出会える系サイト遊びを長年続けてきたおかげで、おデブちゃんや不細工ちゃんに対しての耐性がついてしまった筆者トコショー。そうした女性を彼女にしたいとはコレっぽっちも思わないが、ただヤルだけだったら穴さえあれば問題なしだと達観しているのである。

 この心境に達したのは、40代中ごろからだろうか。若いころの自分だったら絶対に抱けないような相手であっても、今では余裕でギンギンに勃起可能だ。我ながらなんて見境がないのだろう。

 そんなワケで、持て余し気味の性欲が減退しないかぎり、出会える系サイト遊びは当分止められそうにない。

 
———————–
今日の夕方、新宿で会えません? 
 
学校が終わった後ヒマしてるので、 
 
軽い感じで待ち合わせしたいです。 
 
ギャルっぽくないので、そういうのが好きな人はゴメンなさい。 
 
あと、できれば優しい人がいいです(笑顔) 
 
6月1*日15時22分
受付メール数:4/5 
 
♀サエコ
18歳
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 この書き込みは、筆者愛用の出会える系サイトのひとつ【イククル】で発見したものだ。なんとも素っ気ない感じの書き込みである。

 普段ならこんな海の物とも山の物ともつかない書き込みはスルーするところだ。しかし、このサエコなる女性の年齢を見た瞬間、条件反射で返信ボタンをクリックしてしまったのである。

 そう、18歳のコの書き込みを簡単にスルーできる筆者ではないのだ。いかにも頭の悪そうな書き込み内容だが、18歳という若さの前には些細なことだろう。

 すでに4人の男が彼女にアプローチしていたので、大急ぎでアタック開始!

 
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こんにちは、サエコさん。 
 
新宿の会社員、ショーイチ・36歳です。 
 
さきほどサイトでサエコさんの書き込みを発見しちゃいました。 
 
優しいくらいしか取り柄のない私ですが、 
 
ぜひサエコさんと楽しい時間を過ごしたいです。 
 
16時以降ならずっとヒマしているので、 
 
何時待ち合わせになってもOKです。 
 
以上、検討のほどヨロシクです!!
———————–

 

 こんなファーストメールを送信したところ、ものの5分ほどで彼女から返信が届いた。そこから数通ほどのメール交換を行い、サクっと約束が成立したのであった。

 待ち合わせ場所は、新宿アルタ前。以前は人混みのせいで待ち合わせには向かない場所だったのだが、3年ほど前に『笑っていいとも』が終わってから、随分と人混みが減ってきている。ということで、最近は気軽に新宿アルタ前で待ち合わせすることが可能なのだ。

 約束の時間の5分前に到着し、ドキをムネムネさせながらサエコちゃんの到着を待つ筆者。なんと言っても相手は18歳の小娘だ。これから過ごす楽しい時間を考え、すでに勃起していた。

 そして、待つこと数分。メールで聞いていた通りの服装をした女性を発見した。

 
嗚呼、帰りてぇ…

 
 サエコちゃんを一目見た瞬間、愚息が萎んでしまった。

 彼女の身長は160センチ台後半くらいで、171センチの筆者とさほど差がないように思えた。そして、体重のほうはというと…、余裕で筆者の1.5倍はありそうだったのである!

 いわゆるブヨブヨ系のデブではなく、がっしり系のデブだった。柔道着を着せたらさぞかしサマになることだろう。特に印象的だったのは、彼女のふくらはぎだ。巨体を支えるためか丸太のように太かったのである。こちらも筆者の1.5倍はありそうだった。

 そして顔は、香港出身の映画俳優サモ・ハン・キンポーが女装したような感じだった!

 
こ、こんなのを相手にエッチするなんて難易度が高すぎる!!

 
 脳内をフル回転させ、どうやって断れば彼女を傷つけずに済むだろうかと考え始める筆者。

 そうこうしているうちにサエコちゃんも筆者に気付き、ツカツカと近づいてきた。そして、ペコッと頭を下げながら話しかけてきた。

 
「こ、こんにちは。ショーイチさんですよね」 
 
「あ、う、うん。サエコちゃんかな?」 
 
「はい。今日はよろしくお願いします」 
 
「う、うん。よろしくね」

 
 愛嬌はあるようだ。そして、オッパイも体重に比例してかなりの大きさで、Fカップはありそうだった。

 
それなら無問題!!

 
 18歳で愛嬌があってオッパイが大きい、それ以上を望むだなんて罰が当たるってもんだ。…多少の強がりはあるものの、なんとか己にそう言い聞かせて納得することにした。

 

「じゃあ、早速だけど行こうか?」 
 
「はい」

 
 ということで、ホテル街に向かって歩き始める。その道中、気付かれないようにサエコちゃんの体型をチラ見する筆者。

 ふくらはぎも太かったが、二の腕もかなりの太さであった。筋肉も相当あるようで、腕相撲したら確実に負けてしまいそうだ。

 第一印象で柔道着が似合いそうだと感じたのは、こうしたマッチョぶりのせいだろう。「柔道でもしていたの?」と聞いてみたくなったが、そんな質問はデリカシーに欠ける。しかし、どうしても気になってしまう…。

ん? 待てよ。質問のせいで彼女が不機嫌になって帰ってしまっても、それはそれでアリなんじゃネ?

 そう判断した筆者は、遠まわしに聞いてみることにした。

 
「18歳ってことは、3月に高校を卒業したばかりなのかな?」 
 
「はい。今は専門に行ってます」 
 
「そうかぁ。高校かぁ、懐かしいなぁ。ちなみにサエコちゃんは何か部活とかしてたの?」 
 
「えっとぉ、一応手芸部だったんですけど、ほとんど帰宅部でした」

 
プっ!!

 
 女装したサモハンがチクチクと刺繍している映像が脳裏に浮かんでしまい、危うく吹き出すところだった。

 
「へ、へぇ、そうなんだぁ」 
 
「ショーイチさんは何か部活してたんですか?」 
 
「う、うん。高校の頃はテニス部だったんだ」 
 
「運動系ですかぁ。私には無理そうだなぁ」

 
だからそんなに太ってるんだよ!

 
 そう心の中で毒づく筆者。それにしても、運動が苦手ということは、これはナチュラルについた筋肉なのか…。

 失礼な質問をして不機嫌にさせるという作戦は上手くいかなかった。だが、どうせなので、さらに突っ込んでみることにした。

 
「それにしても、こういうサイトで相手を探すってことはエッチが好きなのかな?」 
 
「うーん、それなりですかね」 
 
「初めてエッチしたのは何歳の時なの?」 
 
「えぇっと、高校2年の時です」 
 
「相手はどんな人だったの?」 
 
「1コ上の先輩でした」 
 
「へぇ、その人はエッチ上手だった?」

 
 AV女優のインタビューのように、エッチな質問を次々にかましていく。しかし、サエコちゃんは不機嫌になることなく答えてくれるのだった。

 
あれ? このコ、案外いいコなんじゃネ?

 
 こちらの不躾な問いに答えてくれるサエコちゃんに、好感を抱き始めてしまう筆者。

 そうこうするうちに、ラブホ街に到着。まずはグレードの低いホテル「K」に向かったが、フロント脇のパネルは全部消えていて満室だった。

 すぐにそこを出て、30秒ほど歩いて2軒目のホテルに到着するも、あいにくそこも満室。

 彼女にほんの少し好感を抱きはしたが、中級以上のホテルを使う気はなかった筆者は、そこから数分ほどの安ホテルに向かうことに。

 その3軒目のホテルは、パネル式ではなく、フロントに直接申し込むタイプだった。そこも満室だったのだが、5分ほどで利用が可能になると言われた。

 
「じゃ、ここで待とうか?」 
 
「は、はい」

 
 待合室といったシャレたものはなく、フロントの横で立ちっぱなしで待つことに。

 気まずい雰囲気の中、待つこと5分。無事にチェックインすることに成功したのだった。

 部屋に入り、彼女をシャワーに促す。その後、筆者もシャワーを浴び、ベッドインタイムの到来だ。

 サエコちゃんという名の肉塊がベッドに横たわったのを確認してから、室内の照明を完全にオフにする。エッチの最中に肉塊を目にして萎えることを避けるためだ。

 
「じゃ、俺のほうから攻めるけど、痛かったりしたらスグに教えてね」 
 
「は、はい」

 
 視覚を遮断し、18歳の肉体を弄ぶことに専念しようという作戦である。

 軽めのキスを終え、オッパイ愛撫を開始すると異変に気付いてしまった。

 
サエコちゃんの肌はガッサガサで、全然すべすべしていなかったのだ!!

 
 ピッチピチの肌を期待していた筆者は、途端にヤる気をなくしてしまった…。

 これなら肌の綺麗な五十路女性のほうがなんぼかマシである。やはり待ち合わせ場所でゴメンなさいすべきだったか。

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 だが、ここまで来てしまったら後戻りはできない。己を鼓舞しながら、Fカップのオッパイを揉んだり吸ったり舐めたりと愛撫を叩き込んでいく。

 
「す、すごく気持ちイイです」

 
 愛撫の最中、そう告げてくるサエコちゃん。これで相手がマグロだったら泣きっ面に蜂状態だったが、そんな事態は避けられそうだ。

 彼女の反応に気を良くした筆者は、クンニを始めることにした。

 
ヅーン!!

 
 股ぐらに潜り込んでクンニの体勢をとった途端、“乳製品が腐った”ような匂いが筆者の鼻を直撃した。

 これが可愛くてスタイルのいい18歳のマンコだったら、逆に興奮したところだ。しかし、残念ながらこれはサモハンの股間から漂ってくる匂いである。

 まっ、こんな事態には慣れっこである。口内に唾液を溜め、クリちゃんを舐めながらその唾液をダラダラと垂らしていく。そして、指先で膣口付近に塗りたくってから指入れ開始。

 臭いマンコを相手にする場合、クリちゃんだけを舐めてお茶を濁すのが最適解だろう。

 そんなクリ舐めと手マンの同時愛撫で、サエコちゃんのアヘ声が大きくなり始めた。膣の中も湿ってきて、愛液の分泌も必要十分となる。

 もう入れてもOKだろう。そう判断したのだが、我が愚息は中途半端な固さで、挿入することは無理そうだった。

 さて、どうしたもんか。軽く彼女にシャブってもらうか?

 そう思案しながらサエコちゃんの顔を見てしまった。

 
サ、サモハン!!

 
 すっかり暗闇に目が慣れていたので、コミカルな顔がはっきりと分かってしまった。

 
ギュッ!!

 
 すぐに固く目を瞑り、フェラしてもらうことを断念した筆者。このままフェラしてもらっても、サモハンの顔がチラついてしまいフル勃起することは叶わないだろう。

 手マンを続けながらクリ舐めを中断。そして、またもや口内に唾液を溜め始める筆者。

 その後、己の唾液を手のひらに吐き出し、その手で愚息を握ってシコシコ開始だ。

 
ギンっ!!

 
 よく飼いならされた我が愚息は、とても扱いやすい。こんな状況であっても、簡単に勃起してくれるのだ。

 
「じゃあ、そろそろ入れるね」

 
 そう声をかけてコンドームを装着。そして、正常位の体勢で挿入する。

 
ふぅ。

 
 ピストンを開始して10数秒ほどで、「イクよ!」と声をかけながら発射した。

 
「ゴメンね。すっごく気持ちいいマンコだったから、全然我慢できなかったよ」

 
 そう適当に言い訳しながらゴムを処理し、彼女にシャワーを促す。

 その後、そそくさと帰り支度を行い、ホテルを出る。

 
「新宿駅はアッチのほうだから」 
 
「え?」 
 
「俺はちょっと用事あるのでこっちに行くね」 
 
「は、はい」

 
 そう告げて、早足でその場を後にした。

 もちろん連絡先交換もしなかったので、彼女と再会することはないだろう。いくら18歳とはいえ、こんなハズレ案件では全然楽しくなかった。

 まっ、これも出会える系サイト遊びではよくあることだ。こればっかりは避けようがないので、今後も筆者は18歳女性の書き込みに懲りることなく反応してしまうだろう。

 そう! 失敗を恐れていては気持ちいいエッチなんてできないのだから。

(文=所沢ショーイチ)

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