その後、少し時間があったので、気になること（というか、そもそもそのために来たわけで）を聞いてみることにした。とは言うものの、ストレートに年齢を聞くなんて無粋なことはできない。「このお店では（キャリアが）長いんですか？」が限界だった。
するとKさんは、「まぁまぁ、といったところでしょうか」とお茶を濁してきた。その後も、真相を探るべく頑張ってみたが、そのうち筆者の意図を感じ取ったのか、「いろいろな噂がありますけど、お客様の捉え方はそれぞれですから（苦笑）」とKさんが言ったところで時間となった。
本人の口から聞くことはできなかったが、いろんな要素を総合的に判断して、筆者はKさんが還暦オーバーであることを実感している。なにはともあれ、サービスの素晴らしさだけ見れば、Kさんが常にランキング上位者であることは納得するしかないのであった。
（文＝子門仁）