パッと見た目は高嶺の花といった印象のルナちゃんだったが、しゃべり出した途端そのイメージが崩壊した。人懐っこくて愛嬌たっぷりで、実によく笑ってくれるのだ。
その笑顔が見たくて、ついついおしゃべりに時間をかけてしまいそうになる。
――ところで、ルナちゃんを繰り返し指名してくれるようなお客さんって、どんなタイプが多いのかな?
ルナ:そうですねぇ。年齢もお仕事もいろいろなので、コレっていうのはないかもです。
――そんなにバラバラなんだ?
ルナ:はい。20代の方から70代の方まで、本当にいろいろですよ。
――それはある意味すごいね。若い人からおじいちゃんにまで気に入られるって、なかなかないと思うよ。
ルナ:そういうものですかね。でも、皆さん本当に楽しそうにストレッチを受けてくださってます。
――そのストレッチなんだけど、かなり本格的なのかな?
ルナ:私はよく分からないんですけど、お客様はみなさんそう言ってくださいますね。
――ストレッチはどうやって学んだのかな?
ルナ:それはお店に入ってからですね。先輩に聞いたり、女の子同士で研究を兼ねて練習してみたりです。
――へぇ、それはそれで楽しそうだなぁ。
ルナ:はい! 楽しいですし、本当に気持ちイイんです♪
――話を戻すけど、ルナちゃんを指名してくれるお客さんって、ルナちゃんのどこが気に入ってるんだと思う?
ルナ:うーん、それもお客様によってバラバラだと思います。おしゃべりが楽しいって言ってくださる方もいれば、足やお尻が気に入って指名してくださる方とかもいますので……。
――おっ! パーツフェチもいるんだぁ。
ルナ:はい。
――まっ、それだけ足が長いんだから、脚フェチにはたまらないんだろうね。
ルナ:そ、そんなに長くないですよぉ。
会話でもパーツでも数多くのお客さんを虜にしているとは。本人は謙遜しているが、かなり熱狂的なリピーターも多そうである。
それに、話せば話すほど見た目とのギャップの激しさに驚かされてしまう。その辺りも人気の秘密なのかもしれない。