やむなき事情からか、はたまた自らの性癖によるものか、それとも割り切ったビジネスか、なんにせよ日々、男の性に向き合う風俗嬢たち。
そんな彼女たちにも、“初めて男を迎え入れた時”がある。
それは、普通では考えられない相手なのか、えげつない体験だったのか、それともなんのへんてつもないごくごく自然なものなのか。彼女たちがオトナになった瞬間とは…。
今回話を聞いたのは、品川の回春マッサージ系デリバリーヘルスに在籍する美和ちゃん(仮名)。この春に高校を卒業したばかりの18歳だ。風俗キャリアは半月(取材時:4月)で、しかもロストバージンから約4カ月しか経っていないという。そんな“ロストバージンほやほや”の彼女の口からどんなことが語られるのか。楽しみにしながらインタビューを開始した。
インタビューの場所は、勤務先の待機場。現れた美和ちゃんは、ナチュラルメイクはしているものの表情はあどけなく、現役JK感があった。そんな彼女にまずは風俗で働くようになったキッカケから聞いてみた。
「今年の4月から大学生になったんですけど、親が一人暮らしを許してくれなくて。今、栃木の実家から都内の大学まで通っているんです(苦笑)。だから、一限目の講義に間に合わせるために7時前の電車だし、地元に帰るには22時前の電車に乗らないと間に合わないんです。大学が終わるのが17時ごろなので、それで“終電”までの間に効率良く稼げるバイトが風俗だったんですよ」
彼女の1日の稼ぎは、コースによるが、多くても2人のお客さんしか取ることができないので、15,000円から20,000円といったところ。彼女は「地元でバイトするよりも割がいい」と言い、風俗で働くことに対しても「もう男を知っていたから…抵抗がないといえばなかった」とも語った。
そう聞けば、さぞかし経験が豊富なのかと思えば、なんと経験人数はひとり。しかも、2回しかしていないという。