眩惑の潜入編

【ニッポンの裏風俗】ツウが選ぶ関西の新地二選 信太山新地とかんなみ街

信太山新地に並ぶ旅館。女のコは置屋からここに派遣される

 
 前回、日本に残る最大の新地(遊郭)・飛田新地について書いたが、大阪にはまだ既有な新地が残されている。

 ご存じの方も多いだろうが、大阪には5カ所の新地が残されていて、「大阪五大新地」などと呼ばれている。その中で今回は、飛田とは逆に、顔見せがないのに人気の新地を紹介しよう。

 

廊下でお隣さんの客と女のコの帰り際に出くわした

 
 大阪南部の和泉市にある信太山新地は、15分7500円と本州最安値レベルの料金もあり、人気第2位の松島に次ぐ新地である。人によっては「信太山の方が女のコのレベルが高い」という声もあるほどだ。

 5年ほど前、その理由を確かめに信太山新地に行き、旅館(信太山は料亭ではなく旅館)のママさんに聞いたところ、こう教えてくれた。

 
「ここは顔見せがない分、女のコの応募が多いのよ。大勢の中からイイ子を選ぶことができるやろ。それに、見かけだけやなくて、礼儀やサービスも良くないと、お客さんに紹介するわけいかんし…」

 
 必然的に、見た目もサービスもいいコが残る仕組みが出来上がっているのだ。ダブルで遊んでいく客が多いというのもうなずける。

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