【置屋を発見! 衝撃の風俗嬢現る】
さて、どうしよう…。
タクシーはもうどこかへ行ってしまった。
仕方なく周りをうろうろすることにする。
大体この手の風俗店は、同じ地域にいくつか固まっているだろうとの推測だった。
ただ、ほとんど人の気配はない上に、時折道の脇に座ってる悪そうな兄ちゃん達がジロジロ見てくるので怖かった。
強盗されたらひとたまりもないな…。
そう思っていると、ピンク色の電気がついている店らしきものを発見した。
大きい道の歩道から少しだけ階段を降りたところにある質素な建物。覗いてみると、そこは置屋だった。
当然年齢チェックはないので、そのまま中へ。
中には3人の女性が座っていた。
う、嘘だろ…。
ちょっと化粧して、普段と変わらぬ民族衣装に身を包んだインディヘナのおばちゃんが澄まし顔で座っていた。
まさかインディヘナのおばちゃんの風俗があるなんて…。
戸惑いを隠せないぼくをよそに、韓国人Jは料金を確認。
値段は50~70Bs(当時のレートで750~1000円程度)。
うん、安くていいね!
とは微塵も思わないので、即退散した。