眩惑の潜入編

【ニッポンの裏風俗】大阪:いつまでも変わらずに変わりゆく遊郭の街・飛田新地

寒さにもかかわらず、水着姿で顔見せをする女のコと、呼び込みのおばちゃん(諸事情によりモノクロ)

 
 対して、熟女エリアはどうか。さすがにコスプレ熟女はいないが、以前はどっちが客引きのおばちゃんかわからないような店もあったが、今はそんなマニアックな店は見当たらない。そして、若いコエリアから消えた「若いちょいブサちゃん」がこちらに移っていた。総じて言えるのは、両地域共に女のコのレベルが底上げされていることだった。

 さて、肝心のサービスはというと、股間に響いたのは、だんぜん熟女エリアの方だった。

 

小料理屋の建前なので、まずはお茶とお菓子でもてなされる

 
 これは店や女のコによる差もあるが、時間を知らせるアラームが無粋、威圧的な大きな音の玄関チャイム、外見はアイドル並みにカワイイのにチ●ポの扱いが手荒で、まるでベルトコンベアー式のよう…といったことを若いコエリアの店で感じた。

 

若いコエリアでは20分コースからを推す傾向にあるが、最低料金は15分1万1000円から。街の入場料が含まれていると考えれば、料金も納得だ

 
 一方、熟女エリアで見つけたのは、“こちら側にしては美貌の持ち主”と思えるアラサーでマギー似の美女である。6年前から飛田にいるというだけあって、短い時間(15分)で、男性を奮い立たせるもてなし方は、一歩も二歩も秀でているのだった。

 10数年前から続く「人妻ブーム」の本質を、改めて感じさせられた取材となった。
(写真・文=松本雷太)

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