それから一カ月後。夫にくだされた判決は懲役5年。翔子は夫婦で暮らしていた家を引き払い、7年前に妻を亡くしてから一人暮らしの永一と同居することになる。永一の職業は随筆家で、今でも複数の女性と関係を持つ現役の男だ。夫とは比べ物にならないほど男としての色香を放つ永一に、翔子は次第に惹かれていく。永一の仕事を手伝いながらも、ついついエロい妄想を頭に浮かべて股間を疼かせる有様だ。永一もまた、翔子のはちきれそうな肉体に魅せられていた。
ひとつ屋根の下で暮らし、お互い惹かれているふたりが男女の仲になるのは必然だった。ある夜、永一は翔子を「いつも綺麗だ」と褒めたたえ、翔子も永一を見詰めながら「セクシーです」と返す。次第に淫らな雰囲気となり、相思相愛であることを確かめ合ったふたりは、熱烈な接吻を交わし、翔子は潤んだ瞳で「いやらしい女です…」と呟く。ふたりは互いの性器を刺激し合い、クンニとフェラを交互にした後、シックスナインで燃え上がり、ついに結ばれる。余計な体位変換はせずに、正常位一本で突き進み、激しくピストンしたかと思えば、密着して挿入感を堪能するなど、緩急をつけた肉弾戦が繰り広げられる。永一が射精した後も、ふたりは快楽の余韻に浸りながら、互いの体を触り合うのだった。