吸い付きそうなほど白い肌と、肉付きのいいグラマラスボディを持つ江上しほ。若さを全身から放出する彼女が、昭和のエロスを追及するFAプロの世界に染まりきって、どこか陰のある不貞妻を演じるのが『嫁・略奪 -嫁と義父との肉欲の1825日-』だ。
ヘンリー塚本原作のストーリーは、トラックを運転する男が、若い女性を轢き逃げする衝撃的なシーンから始まる。帰宅後も動揺を隠せない男は、熟睡する妻の翔子(江上しほ)の服を脱がし、不安を打ち消すかのようにクンニを施し、そのまま正常位でインサートする。ようやく目を覚ました翔子は、「どうしたの?」と夫の異変を訝りながらも、快楽のほうが勝って艶めかしい嬌声を響かせる。
セックスが終わり、外から朝を告げる小鳥の鳴き声が聴こえてくる。神妙な面持ちの夫は、ついに轢き逃げしたことを翔子に告白する。一瞬で厳しい表情に変わり、夫を責めたてる翔子は自首を勧める。それでも決心のつかない夫に業を煮やした翔子は、義父の永一(小沢とおる)に相談する。永一もまた息子を殴ると、自首を勧め、ようやく夫は翔子を永一に託して警察へ出頭する。