【待ち合わせ場所に現れた女は…】
Rはもう一度電話をかけた。相手の女はまたデリヘル業者のママだろう。
中国語で何かを伝え電話を切ると、車は街をぐるぐる走り回った。
しばらくするとRの電話が鳴った。
R「別の女の子が用意できました」
グッジョブ!
先ほどの高級ホテルに戻ると、すぐに女が近づいてきた。
おっ! 確かに若い。
若いんだけど…顔がアジアン隅田…。
中国の風俗のレベルってこんなもんなの?
それとも敦煌という街のせいなの?
R「この娘なら若いし問題ないでしょ? 時間もないしもう行きましょう」
JOJO「…他に女の子はいないの?」
R「ハァ…。JOJOさん、女の子はね、砂漠までわざわざ行きたがらないんですよ。行ってくれる娘の中から選ぶことになるから仕方ないんです」
不満な様子をみせていると、Rはため息まじりにそう説明した。
つまり、街にいても稼げるような女の子は砂漠ツアーにはブッキングされないってことだ。
うーん…どうしたもんか。
さっきのドラム缶よりはだいぶマシだ。
まぁ…なんとかなるか。
JOJO「わかった。行こう」