「女性のオーガズムは男性のそれに比べて10倍以上気持ちいい」なんて話を聞いたことがある人は多いだろう。出産という大仕事を成し遂げる女性が男性よりも性的快楽を得られるのは、「ご褒美に違いない」との話もよく聞く。ともあれ、一度は女性の絶頂を体感したいと思った男性は多いはずだ。
そんな夢の体験に近いと言われるのが、射精をせずに絶頂を迎える「ドライオーガズム」。そして、その快感への近道と評判のアイテムが、岡田快適生活研究所の『メスイキベルト』だ!
しかし、そもそも「メスイキって何?」という人も多いのでは? そこで、9月発売の著書『大島薫先生が教えるセックスよりも気持ちイイこと』で“メスイキ”についても触れている、元AV女優で男の娘の大島薫さんに話を伺った。
――ドライオーガズムという言葉は一般的になりつつありますが、それでもまだ初めて耳にする人もいると思います。
大島薫(以下、薫):簡単にいうと、射精を伴わない性的絶頂ということですよね。一般的には、前立腺を刺激することによって得られる快感のことになります。でも、これってかなり広い意味で使われることが多いんですよ。
――いろいろな種類があるということですか?
薫:“ドライな状態でイク”ということなので、必ずしも前立腺マッサージなどが必要ではないんです。たとえば、精通を覚える前の男の子が何かの拍子でイッた場合もドライオーガズムと呼べる。あとは、何度も射精してタンクが空になった状態で絶頂を迎える“空イキ”とかもそう。
――ではメスイキとは?
薫:お尻を攻めたり亀頭をイジったりして、射精しないで女性的な絶頂を体感するという意味ではドライオーガズムのひとつといえますね。そのメスイキの説明の前に…なぜ射精が気持ちいいか知ってます?
――いや…気持ちいものは気持ちいいとしか…。
薫:そうですよね。無条件に気持ちいいものだと思っている人が多いと思います。簡単に仕組みを説明すると、尿道を精液が通るから気持ちいいんですよ。
――??
薫:尿道って前立腺に囲まれているんです。その前立腺は女性のGスポットとも言われるものですから、刺激すると気持ちいい。つまり尿道が精液によって膨らむことで前立腺が刺激され、オーガズムに達するわけです。
――おしっこが気持ちいいのは同じ原理ですか?
薫:そうそう。でも精液の方が粘性が高いので、より気持ちいいんですよ。メスイキっていうのも基本的にこの前立腺を刺激することで体感できる。ドライな状態なので、何度もイケる点が普通の射精とは違うところかな。射精の10倍気持ちいいっていう人もいますけど、ボク的にはまったく別物だと思いますね。
というのも、メスイキって段階があるんですよ。射精は一瞬で終わってしまうけど、メスイキはかなり長い時間継続できて何度も絶頂を迎える。しかも、快楽の度合いが上昇していくんです。もちろん、いきなりはムリですけどね。でも慣れれば誰でもできます。
――そのドライオーガズムに役立つアイテムが、『メスイキベスト』ということですが。
薫:以前からあった『ペニストッキング』(http://ok-lab.net/products/view/2)の改良版になるみたいですね。
――『ペニストッキング』とは、女性の“股間感覚”を体験したい人のために開発されたアイテムですね。ペニスを下向きに収納することで、女性の股間ラインを再現できるとして女装趣味の人などに支持されています。この『ペニストッキング』でも、亀頭が前立腺にあたるので女性的な性感覚を味わえると評判でした。
薫:『メスイキベルト』も基本的なカタチは変わらないよう。でも、ペニスを牽引する力が上がっているとのことなので、亀頭が前立腺を刺激する力もアップしているのかな。これを装着した状態でこすられたら、すぐメスイキしちゃいそう♪
――“こする”という行為も女のコの自慰に近いものがありますね。
薫:前立腺はアナルの中に指などを入れて刺激することが多いんですけど、亀頭ともつながっているので、このベルトをつけた状態はまさにメスイキに最適な格好。ちなみに、前立腺の場所を知らない人もいると思いますが、勃起した状態でアナルに入れるとすぐわかりますよ。前立腺って平常時はふにゃふにゃなんですけど、勃起するとポコッと硬くなるんです。