――女性の扱いはいかがでしたか。
「すごく優しくて丁重に扱われている感じがしました。あと何も伝えていないのに、一般受けするような、絶対に不快にならない触り方をしてくれるんですよね」
――デビュー作とは思えないほど細かく分析していたんですね。人前で脱いだりセックスを見せたりすることに緊張や羞恥はなかったんですか。
「もちろんあったんですけど、それよりも吸収したいって気持ちが勝っていたんですよね。やっぱり初めての撮影なので、どうやってカメラに映っていいのか、いまいちピンと来なかったんですけど、そこは男優さんがプロなので『なるほど、なるほど』の連続でした。どんどん楽しくなって、終始ニコニコしていましたね」
――見た目は初々しいのに向上心が半端ないですね。デビュー作の撮影に向けて特別な身体作りはしましたか。
「特にしなかったんですけど、この時は痩せすぎでしたね。私は太りやすく痩せやすい体質なので、とりあえず毎日、鏡で全身をいろんな角度からチェックするんですよ。いろんなところに力を入れて、どこの筋肉が落ちているかだけは把握して、あとは何もしないです。今は筋肉がついているので、デビュー作の頃よりは全体的に締まっていますね」
――筋トレとかはしないんですか。
「しないです。ただ猫ちゃんを飼っていて、たまにウンチまみれの足で家の中を走り回ったりするから、過剰に床を拭いていて。そしたら背中に筋肉がつくようになったんですよ」
――期せずして筋トレになったと(笑)。3Pはいかがでしたか。
「セックスはコミュニケーションの延長なので、私が気持ち良くしないと、相手も私を気持ち良くしてくれないという考え方なんですよ。だから、ふたりを同時に気持ち良くするにはどうすればいいかを考えました。その甲斐あって、お互いを高め合える3Pになったと思います」
――かなり理論派ですよね。
「もちろん楽しもうというのが前提にあるんですけどね。実際オチンチンを見ながら、すごい笑顔だったと思うんですよ(笑)」
――確かにご奉仕フェラでは満面の笑みを浮かべていました。オナニーでは豪快な潮吹きも披露していましたね。
「今までいろんなオモチャを使ってきたんですけど、ひとつだけ使ったことのない見るからに気持ちの良さそうなオモチャがあって。これは絶対に気持ち良いだろうなって使ったら案の定、潮を吹いちゃって(笑)」
――プライベートでオナニーのペースはどれぐらいなんですか。
「特に決まっていないんですけど、基本は1セット3回イクのがベースで、毎日ムラムラを一定にしたいんですよ。なので、その日によって激しくすることもあれば、大体で終わることもあるし」
――ムラムラを一定にする必要性ってあるんですか。
「ムラムラが一定じゃないと、プライベートでもAVの撮影でも、セックスの善し悪しを測りようがないじゃないですか。すごくムラムラしていたから感じたのか、それとも相手が上手だったから感じたのか判断しかねますからね」
――性の求道者みたいですね(笑)。これからAVでチャレンジしたいことは?
「どんなのでもやりたい! 端から端までやりたいです!! ただ女の子と絡むのは難しいかも…。プライベートでレズの子に好かれる時期があって、けっこうヤバい感じで、いきなりチューとかを迫ってくるんですよ。それが続いたから女の子が触ってくるとゾワーッてなるんです」
――SMはどうですか。
「興味あります! ドMだと思うから絶対にハマると思います(笑)」
(文=猪口貴裕/写真=カズヒロ)
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