――そうやってリピーターになってくれるお客さんは、りのチャンのどこに惹かれているのかな?
りの:え? 聞いたことないから分からないですけど…。
――じゃあ、どんなお客さんが多いのかな?
りの:だいたい30代から40代の会社員の人が多いと思います。
――みんな会社帰りに寄ってるって感じなのかな?
りの:そうだと思います。皆さんすごく凝ってるみたいで、マッサージのしがいがありますよ。
――じゃあ、もしかしたらそのマッサージテクが人気の秘密なのかな?
りの:そうかもしれませんね。マッサージにはちょっと自信ありますから。
最初は緊張していたりのチャンだったが、徐々に笑顔で答えてくれるようになってきた。そんな彼女の笑顔を見ているだけで、癒されてしまう筆者なのであった。
――マッサージは本格的に習ったりしたのかな?
りの:いいえ。実は私、マッサージされるのが大好きなんですよ。エステとか整体とか、週に1度は必ず行ってるので…。
――じゃあ、いろんなマッサージを知ってるんだ。
りの:はい! だから、自分がされて気持ち良かったマッサージをお客さんにしてあげてるんです♪
――なるほどね。それはかなり気持ち良さそうだね。
りの:フフフ、お客さんもそう言ってくれます。
――ところで、りのチャンはお客さんのことを好きになったことはあるのかな?
りの:え?
――ほら、こうやって密室で男女が触れ合うワケだから、そういう雰囲気になったことってないのかな?
りの:うーん、そうですねぇ。ラブはないですけど、ライクって感じならありますよ。
――おっ、あるんだ。どんなお客さんだったのかな?
りの:えっと、その方は10日間で3回も私のことを指名してくれたんですよ。
――そりゃ、凄いね。