ソープランドは、若い女性が在籍しているほど高級店である傾向が強い。もちろん、30代後半の泡姫を中心としたソープランドも少なくないどころか、風俗を利用する年齢層が高くなっていることもあり、店舗数的には熟女系の方が優勢のようにも見える。なにより、熟女ならではの熟練されたテクニックは格別の味わいで、人気が衰えることはない。
聖地・吉原の若い女のコといえば、店舗のホームページなどをチェックするに清楚系や妹タイプ、ウブといったキーワードが多く使われていて、若いに“清楚な”が加わるようだ。そういった流れからか、渋谷などで見かける真っ黒に日焼けした“黒ギャル”タイプは、吉原では暗黙の了解的に敬遠されてきた。一方で、関西エリア最大のソープ街・福原ではギャル専門ソープを謳う店もあり、東西の風俗に対する考え方の違いも面白い。
その吉原に異変が起きている。ギャル系そのものや、そういった女のコが在籍しているソープランドがポツポツと出始めているのだ。
その中でも『T』は、ギャル系を謳ってはないものの、公式サイトの在籍一覧を見る限りギャル系ファッション誌のモデルのような女のコばかり。中には、日焼けサロンに通いまくってそうな黒ギャルの姿もあった。
ということで、さっそくそのソープランドに潜入することにした。まず驚いたのは、受付にいるボーイがホスト的なノリだったことだ。ギャル系のお店だからなのかは分からないが、いずれにしても吉原では異質な感じがした。
料金は1時間コースが総額で24,000円で、まぁまぁの値段だ。在籍写真を見ると、黒ギャルAV女優として活躍している女のコの姿もあった。肌を焼いていない白ギャルもそれなりにいたが、せっかくだからバリバリに日焼けしていたラン嬢(仮名)を指名することにした。
目の前に現れたランちゃんは、たしかに日焼けしていたが、そこまでガングロではなかった。ただ、ヤマンバ系のメイクだし、なにより銀色に近い髪の毛に色とりどりのエクステを着けているヘアースタイルが気になった。吉原では明らかに異質だ。