【K大卒現役超高級ソープ嬢が教えるベッドのナイショ♪】1本、2本ってナニ数えてんの!? お茶って何? 風俗業界の基礎知識1


 昔々遊郭の時代に、お客様のお楽しみタイムを線香が燃え尽きる時間で測っていました。1本あたり30分、当時のタイマーだったんですね。現在ではコース時間の長さに関係なく、お客様の人数を「本」という単位で数えるのが普通です。

 逆にお客様が1人も付かないことを「お茶を挽く」と言います。こちらも遊郭用語で、昔はお客様のつかない遊女が臼でお茶を挽く仕事をさせられていた、など諸説あります。豪奢な和服の遊女が臼を回しているというのは、想像してみるとちょっと面白いですね。

 風俗の基礎用語といえば、「大◯枚、小◯枚」というのもお客様には少し耳慣れないのかもしれません。風俗に限らずナイトワークの求人を見ていると、「日給大◯枚保証!」などと書かれているのを目にします。これは要するに「日給◯万円保証」、大は一万円札、小は千円札ということです。小が5枚でも中にはなりません。

 なぜこんな言い方をするのかは定かではありません。“数字で書いてしまうと生々しい”という話や、“金額はインパクトがあるので、業務内容や待遇面より数字の大きさを競う紙面になるのを防ぐ自主規制”といった複数理由が挙げられるようです。

 結局、「枚数で書いてるなら金額を出しても同じことじゃないか」というツッコミは多くの人が胸の内にしまっているので、皆様もどうぞそうしてやってください。

 日本では一般的にも、お金に関して具体的な金額をぼかす表現ってありますよね。なるほど風俗業にあっても日本人の奥ゆかしさというのは損なわれていない(?)ようです。

 ちなみに、「大、小」という言い方はナイトワークに於いても求人用語に分別されるので、一回入店してしまったら日々のお給料までいちいちこういう数え方はしません。そして大抵こういう保証は、クリアの難しい条件付きや入店初日だけだったりと、いろいろな理由で広告記載の満額支払われないことが多い、いわゆる釣り餌です。

 それでも経験の浅い子なんかは、「保証があったので…」と入ってくることも珍しくないんですよね。

 
「大5枚♪」と書かれていて、その通りにもらえた試しなんてないですよ!

 
 というわけで、今日は風俗業界の基礎知識でしたが、貴方はご存じでしたか? これらは業界の常識中の常識です。だから、先週デビューした子でもお客様は「1本、2本」と数えますし、数カ月のうちには「お茶」を目撃or体験することもあるでしょう。しかし、意外と理由についてまでは女の子でも知らないことがあるようです。用語だけでなく理由やウンチクまで知ってたら、女の子にも「へえー、すごいね!」って言われちゃうかも!?

 それでは今日はこの辺で♪
(文=茅原まおみ)

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