「それじゃ、四つん這いになって下さ~い」
“そんな恥ずかしいこと聞いてないよ~”という表情で、内心ニッコニコで四つん這いになる筆者。
すると、紙パンツの上からアリの戸渡りやアナルのスジに沿って、Sさんのか細い指が上下にサワサワと這いまわるではないか!
「ハ~~ォ、ォォォワワ~」
そのこそばゆさや気持ちよさ、ちょっともの足りないじれったさで、自然と背中がネコのように上下にクネクネしてしまう。歯を食いしばっても吐息が漏れてしまうのだ。
「気持ちいいですか? ハ~イそれじゃ、仰向けになって下さ~い」
言われる通りの体勢になると、Sさんは隣に正座して筆者の股間にバスタオルをかける。
四つん這いマッサの余韻でハアハア息をしていると、突然、紙パンツの裾から何かが侵入してきた。
(ウォォッ、キ、キター!!)
Sさんのか細い指がそけい部からタマをサワサワしたかと思ったら、男の燃料タンクを掌に優しく包みこみ、コロコロと転がす様に優しく揉み始めたのだ!
急所を握られているだけに、最初は若干の恐怖を感じたが、やがてそれも快感に押しつぶされていく。
「アッ、アアッ、そ、そこ。それ、それ…」
痛いような苦しいような、それでいて気持ちイイ、たぶん男にしか分からない快感を、女性のSさんが微妙な力加減で操っている。
「ハアハア、ネェ、タマの形が左右で違うの分かる?」
「分かりますよ。こっちが長細くてこっちは丸っこいの。皆さん違いますよ」
それを聞いて内心ホッとしたが、長細い方をコリっと回転されると、身悶えするほどの鈍痛というか重苦しい快感が体を突き抜ける。上半身はのたうちまわってヘトヘトなのだが、タマのすぐ上にあるサオは逆にビンビンなのだ。
「ね、サオも揉んで」
「それはダメですよ~」
「ちょっとでいいから」
「ダ~メです~ぅ」
サオがビンビンなのはタマ揉みの気持ち良さだけでなく、すぐ隣で正座しているSさんの太腿の間から白い逆三角形がチラチラしているせいもある。
「あら、見えちゃった?」
「見えない見えない…白?」
「そんなことばっかり言ってると…」
その瞬間、Sさんの掌に若干の力がこもった。
「ハゥゥゥウ…」
そうか、リアルに急所を握られているのだった。
あまりの気持ちよさに延長をお願いしてコミュニケーションをとると、何と彼女、手コキ店のアルバイトも兼業していることが判明した!
「えっ、ソレってホントに手コキだけなの?」
風俗なんて行ったことありません、という顔をして聞いてみると、
「そうよ、フェラも素股もナシでホントに手コキだけ。こんな感じ」
そう言った瞬間、シュルっと一往復半だけサオをシコってくれたのだ。
「ハゥッ!」
もう! 言ってくれれば準備したのに!!
残念ながら発射には至らなかったものの、ヘトヘトになるまで揉まれまくり、帰りの電車では爆睡。でもこれって、ホントに疲労回復になったのか…?
(写真・文=松本雷太)