【世界一周エロ旅】ブラジル・リオデジャネイロの世界最悪スラム売春街に潜入(前篇)


【スラム置屋のプレイ料金】

 一通り建物内を見て周り入り口に戻ると、身体の大きな嬢たちが話しかけてきた。料金を確認すると、30分で50レアル(2014年当時のレートで2000円強)。

 サンパウロには20レアル(2014年当時のレートで約900円)の置屋があったし、裏はとれていないがベロオリゾンチという都市にももっと安い風俗があると聞いていた。それでも、50レアルはおそらくリオデジャネイロでは最安の部類だ。

 4、5人の女の子に確認して全部同じ値段だったので、料金は均一のようだ。プレイルームは各バーの中にある。バーの奥には2階の登る小さな螺旋階段があって、上の部屋でプレイする。

 
「こ、これはなかなか厳しいっすね…。」

 
 一緒に潜入した日本人旅行者のSは衝撃を受けていた。

 だから事前に注意したのに…。

 
「でもさっきの2人組可愛くないですか? 行くならあの子たちっス!」

 
 やる気は失っていないようだ。Sは謙虚なベビーフェイスのイケメン。海外風俗経験はないものの、趣味はクラブでナンパしてお持ち帰りという意外な一面も持っていた。ひとは見かけによらないものだ。

 メインの建物は周ったので、次にほかの建物も散策してみることにした。メインの建物に向かって右隣に小さめの建物、向かいの建物の2階部分にも数件の売春宿がある。女の子のレベルはどこも似たりよったりだった。身体の大きな黒人嬢がほとんど。

 潜入したのは土曜日の15時頃。ネットで調べたところ、週末になると1000人規模の嬢や客が集まるという情報があったが、この時点ではせいぜい女の子は100~150人程度だった。びびって昼間に行ったのが良くなかったんだろうか。それでもここに初めて来るのが夜なんて怖くて想像できない。

 女の子は少ないものの、男性の数はそれなりに多かった。ビリヤードをしていたり、その辺でビール飲んでいたり、友達同士ではしゃいでいたり。害のなさそうな普通の人もちらほらいるけど、大半は明らかにガラが悪い、もしくはお金を持ってなさそうな男たちだった。

 タバコを吸っていると、かなりの確率で「タバコくれ」と寄ってくる男や嬢が現れた。ブラジルではよくあることだ。タバコは安くても一箱300円くらいして、物価の割に高いので仕方がないのかもしれない。それでもいちいちあげているとキリがないので、ぼくが吸い終わった残りをあげたり、やんわり断ったりしながらやり過ごした。冷たくあしらうと、暴言吐いてきたり、面倒くさいやつが多かった。

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