「卒業の経緯が経緯だっただけにファン離れが懸念されました。しかし、AKB時代はあまりアピールしていなかった極上のセクシーボディをグラビア路線で解禁したことで新たなファンを呼び込むことに成功。もはやAKBメンバーだったころの平嶋を知らないファンも少なくありません。キュートな顔立ちと男好きするマシュマロボディのギャップが好評を博しており、これだけの逸材はグラビア界を見渡しても希少な存在。出し惜しみしない内容の過激さもグラビアファンにとって嬉しく、DVDのリリースを重ねるごとに支持が高まっています」(アイドルライター)
平嶋は6月末に東京・としまえんプールで開催された夏恒例イベント『ビジュアルクイーン撮影会inとしまえん2016』に初参加し、大勢のカメラ小僧に囲まれるなどグラビア業界に馴染んでいる様子だ。
だが、グラビア路線が好調となる以前は先行きが心配されたこともあった。卒業直後は舞台くらいしか露出がなく、同時期にAKB48を脱退した米沢瑠美(25)がセクシー女優に転身したこともあって「AVに行くのでは」と当時はささやかれていた。さらに、2015年に大手芸能事務所「プロダクション尾木」からの離脱が発表されると余計にファンの危惧は高まった。
しかし、その数か月後に吉岡美穂(36)らが所属するグラビア系事務所「ワンエイトプロモーション」に移籍が決定。グラビア路線が強化されたことでファンが増加し、さらに今年5月に映画『女ヒエラルキー底辺少女』(森岡利行監督)で初の主演に抜擢されるなど舞台で鍛えた演技力を発揮できる機会にも恵まれた。
また、2015年に制作されたシチュエーションコメディ映画『メイクルーム2』(森川圭監督)では、なんと「人気アイドルグル-プ出身の大型新人AV女優」という役柄に挑戦。パロディともいえる思い切った役柄を引き受けたとなれば「AV行き」の可能性は低く、本人もインタビューで今後は何でもやっていきたいと意気込みを語りながらも「AV出演だけは無理なんですけど」と宣言していた。グラビア人気が急上昇している現状を考えても、ファンがそういった心配をする必要はなさそうだ。
国民的アイドルグループのメンバーから、グラビアと女優業の双方で注目株となった平嶋の今後の活躍に期待したい。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)