誰でもそうだが、初めてのシチュエーションに遭遇するとパニック状態に陥る傾向がある。アイリちゃんもマニュアルを必死に思い出しているようだった。
筆者は「シャワーにしようか?」と切り出した。このようにイニシアチブを握って、女のコを導く余裕を見せれば、相手もひとまず安心するもの。これはベッドに移ってからでも同じだ。
そもそもミケジョにテクニックを求めることは酷だろう。しかし、せっかくなのだから満足したいという気持ちもある。そんなときは“自分がしてほしいこと”を明確に伝えるにかぎる。
たとえば、相手の女性がどこを舐めるか迷っているように見えたら、女のコの手を自分の責めてほしい箇所に持っていく。そして、「ここが弱いんだよね」などと言えば、プレイはスムーズに進むに違いない。
今回のアイリちゃんは、緊張のあまり全身リップやフェラに力が入っているのが分かった。ぶっちゃけ痛いときもあったが、それを口に出しては相手も気分がよくないだろう。
この場合も、“自分がどのようにされたら気持良くなるか”を明確に伝えることがベストだと思う。「ソフトクリームを舐めるように乳首を舐めて」「唇ではさむようにしてしゃぶって(こうすると歯を立てられないで済む)」といった感じだ。
そんな筆者の言葉を素直に聞いてくれたアイリちゃんには、満足度の高いサービスを受けることができた。
現在、素人系をウリにする風俗店は続々と増えている。それだけミケジョの“初めての客”になる確率は高い。そんなときは、客であるからといってお高くとまらず、風俗ユーザーとしての腕の見せどころと考えて優しくリードしたいものだ。
(文=子門仁)