「不慣れな点もありますが、本日は何卒よろしくお願い申し上げます」
いかにも丁寧な口調で挨拶をしてきたモモコさん。コチラも恐縮してしまい、なんだか気が引き締まる思いがした。
“ほぼ処女のみ”というコンセプトを思い出し、それについて聞いてみると、「ですから、不慣れな点もあると思います」とはっきりした答えは引き出せず…。そのままプレイに突入した。
モモコさんは、コチラのシャツを脱がす時のボタンの外し方や脱がした衣類をたたみ方が、とにかく丁寧だった。立っている時の姿勢も美しく、そうなってくれば服の脱ぎ方までも奥ゆかしいものに思え、妙にソソられた。下着はベージュ系で、華美でないところもまた真面目さを演出し、艶めかしくもあった。バストはCカップほどで、ヒップはプルンとした肉が魅力的な安産型だった。
シャワーでの身体の洗い方も丁寧…かと思えば、そうではなかった。もちろん、大事な部分を手荒に扱ったりはしないが、ボディウォッシュの最中に乳首を舐めてきたり、しゃぶってきたりと、かなり積極的だったのだ。
ベッドでも、「恥ずかしいです…」と言いながら、吸いつくようなキス。その激しさには思わず面食らってしまった。地味な女のコほどベッドの上で大胆というが、まさにそれだ。
その後の全身リップやフェラチオも部屋に淫らな音が響くもので、コチラが照れくさくなってしまうほどだった。
そして、攻守交替すると、さらにモモコさんは大胆に。乳首やアソコを責めると、やたらと「お願い! もっと!」とおねだりしてきた。
フィニッシュの騎乗位素股では、「いい! すごく、いい!」と声を上げていたモモコさん。その喘ぎ声に導かれるようにして果てた。
真面目さがウリの『地味デリ』だが、女のコはかなり大胆だった。モモコさんだけなのかもしれないが、こういったギャップこそ『地味デリ』の醍醐味なのかもしれない。
(文=子門仁)