先日、仕事で13年ぶりに台湾を訪れたが、中心地である台北の変貌ぶりに驚かされた。
たとえば、台北から東北方面へ30キロメートルほど離れた場所にある『九フン(きゅうふん/ジォウフェン)』などは、昔から観光名所ではあったが、明らかに日本人観光客、とくに女性が増えているように思えた。彼女たちは口々に「“千と千尋の神隠し”みたい!」と言っていた。
また、以前、台湾を訪れた時には建設中だった地上101階建ての超高層ビル『台北101』の存在感も、街の印象を変えることに一役買っていた。展望台に上ってみたが、台北の街並みの夜景の美しさは別格だった。
台湾にはフォルモサ(Formosa)という別称がある。これはポルトガル語の「美しい」という言葉が語源になっているそうだ。16世紀半ばに台湾沖を通航したポルトガル船の航海士が、その美しさに感動したことに由来するという。台北101から見下ろす夜景は、まさにフォルモサだった。
観光地や美しい夜景に感動した後は、風俗ライターという職種柄、次に満たされたくなるのが下半身だ。