また、佐々木は5月28日に放送された『世にも奇妙な物語’16春の特別編』(フジテレビ系)の「美人税」というストーリーに主演。財政難に陥った政府が「人生で得をしている」ことを理由に美人への課税制度を導入し、20%もの高い税率をかけられた佐々木演じる主人公が抗議するが、やがて「政府公認の美人」であることに優越感を抱く…という展開だった。
この時もネット上では「少し演技が上手くなった」「やっぱりド下手」と賛否両論が巻き起こっていたが、酷評ばかりだった昔と比べれば大違いの状況といえるだろう。
「もともと佐々木さんはモデル志望で演技に興味がなく、女優として売り出したい事務所の方針に従っていただけだった。本人に熱意がなければ上達するわけがない。演技力も熱意もないのにメインキャストに抜擢されるので風当たりは厳しくなり、一時は女優業のストレスで深刻な肌荒れになったこともあったようです。しかし、昨年出演した映画『さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~』で今までのイメージを覆すシングルマザー役を演じたことをきっかけに大きく意識が変化。女優としても認められたいと考えるようになったようです」(芸能関係者)
昨年、佐々木はスポーツニッポンのインタビューに応じた際に「“あの作品観たよ、かわいかったね”と言われて嬉しい半面、お芝居のことには触れてもらえなかった。触れられないということは、イマイチということなんだろうと思い悩みました」と告白。映画やドラマに出演しても、容姿を褒められるだけで演技については誰も言及してくれないことに悩んだと明かした。
また、同作でベテラン俳優たちに囲まれた際に「こんなところに私がいていいのかな」と弱気になったが、それは「失礼に当たる」と思い直し、しっかり演技をしなければいけないという意識が強まったとも語っている。
「いまだに決して演技が上手いとは言えませんが、少しずつ上達しているのは間違いない。今まで熱意がなかった分、本気で演技に取り組むようになれば伸びしろが大きいかもしれません。年齢的にも『ただ可愛いだけ』では限界が見えてくる時期。もしあれだけのルックスで演技がしっかりできるようになれば、引く手あまたの人気女優になれるでしょう」(前同)
誰もが認める「芸能界一の美人」が女優としても大成できるかどうか、今後の活躍を見守りたい。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)