15周年記念大会の締めくくりの3日目は、『CPE宣言ッ! 女闘美クライマックス! ~最強は誰だ!? ワンナイトキャットファイトトーナメント~』。8選手が参加したそれぞれの試合に、キャットファイトならではのルールが採用された。
試合中のセクシー度を競う『ビューティフルアートマッチ』、相手の衣類をすべて脱がせた者が勝利する『追い剥ぎマッチ』、そして格闘技色が強く、ギブアップのみで試合が決まる完全決着式の『オンリーギブアップマッチ』など、このどれもが15年間で行われてきた試合形式だ。この1日だけでキャットファイトのすべてを知ることができるといっても過言ではなく、最強のキャットファイターが決まる日でもあった。
トーナメント1回戦から好カードが目白押し! 現在は女優として活躍中の範田紗々は、女子プロレスラーのキラ☆アンとバナナマッチで対戦した。体力差で劣勢を強いられたが、セクシーパフォーマンスで一気に逆転し、無事2回戦に進出。
決勝に進んだのは、初代ミニスカポリスとして活躍し、キャットファイトではドSキャラで知られている福山理子。そして、ストリッパーであり、キャットファイトでは追い剥ぎマッチの女王として知られる若林美保だった。
そして、この決勝戦の試合形式に選ばれたのは、CPEのお家芸でもある『ローションマッチ』だ。これは、リング中央に置かれたバケツに入ったローション(今回は合計40リットル)を利用した攻撃が認められる試合だ。
序盤は両者ともに様子見といった感じだった。しかし、開始5分を経過したところで、お互いにローションをぶっかけ始めて試合が動き始める。
今回は、特別にローションが入ったバケツにアダルトグッズが隠されていて、その利用が許されることになったが、これが試合を左右した。
福山理子が意外にも(?)バイブなどの使い方を知らずに、「どうやって使うの?」「マジ、わかんない!」と困惑。その隙をついて、若林美保がセクシー殺法で福山を攻め込む。
すると、普段は相手を足蹴にしたりオラオラ系の試合運びで女王様的な試合運びをする福山が、M女のように「助けて~」「恐い」を連呼。今までに見たことのない彼女の姿に、長くCPEを見続けてきたファンからは、驚きの声が上がった。
両者共にヌルヌルになった結果、勝利をつかんだのは若林美保。“顔面騎乗式体固め”で最強キャットファイターの座に耀き、熱い3日間と15周年大会を締めくくった。次回東京大会は9月30日に開催されるが、ここで女王・若林はどのような試合を見せてくれるのか、今から楽しみだ。
(文=亦滑訓仁)