BABYMETAL、全米トップ40入りで証明された海外人気…過去の海外進出アーティストと大きな違い

※イメージ画像:『別冊カドカワ DirecT04 BABYMETAL』KADOKAWA/角川マガジンズ

 3人組メタルアイドルユニット「BABYMETAL(ベビーメタル)」が、米ビルボードの総合アルバムランキングで日本人としては約53年ぶりのトップ40入りを果たした。1日に世界同時発売したニューアルバム『METAL RESISTANCE』が39位にチャートイン。1963年に坂本九のアルバム『Sukiyaki And Other Japanese Hits』が14位に入って以来の史上2組目の快挙となった。

 また、イギリスの「オフィシャル・アルバム・チャート」でも日本人アーティストとして最高位となる15位にランクイン。その海外人気の高さが正真正銘の本物であることを証明している。

 BABYMETALはアイドルグループ「さくら学院」の派生ユニットとして、SU-METAL(中元すず香)、MOAMETAL(菊地最愛)、YUIMETAL(水野由結)の3人で2010年に結成。「アイドルとメタルの融合」をコンセプトに、メタルファンをうならせるほどのハードな楽曲と可愛らしいアイドルというミスマッチで注目を集めた。

 さくら学院は「成長期限定ユニット」で義務教育の終了とともに卒業する決まりだが、SU-METALの卒業後もBABYMETALの活動は独立ユニットとして継続。日本ではコアなアイドルファンから支持される存在だったが、YouTube動画をきっかけに海外で人気が爆発し、世界を股にかけて活躍するようになった。

 メディアでも「海外で大人気」という枕詞で紹介されることが増加したが、当初はその人気に疑問を投げかける声も多かった。日本で海外人気の高さが盛んに報じられていた時期に、アメリカ在住のネットユーザーから「BABYMETALなんて聞いたことない」「アメリカのネットではまったく話題なってないよ」といった意見が上がっていたのだ。

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