波瑠、主演作『あさが来た』が今世紀最高視聴率! 不遇の時代を乗り越えてつかみ取った大ブレイク


「実は波瑠はキャリア10年以上のベテラン。当初は映画の冒頭ですぐに死んでしまうような端役も多く、かなりの苦労人でした。本人も『ブレイクせずに息の長い女優さんになりたい』と語るなど、あまり前に出ようとしない女優らしからぬ控えめな性格だった。しかし、2012年に長かった髪をバッサリ切って大胆なイメチェンをしたことをきっかけに『今年こそブレイクしたい』と意気込むように。朝ドラのオーディションを何度も受けて『あまちゃん』や『純と愛』では脇役のオファーもあったが、それを断って主演にこだわった。自らの強い意思でつかみとったヒロイン役だったのです」(芸能関係者)

 この意気込みが実を結んで大ブレイク。早くもミスタードーナツの新CMに起用されるなど広告業界では引っ張りだこになっており、さらに4月13日にスタートする嵐・大野智(35)の主演ドラマ『世界一難しい恋』(日本テレビ系)で朝ドラからの連投となるヒロイン役に起用。番宣のためにバラエティーにも多数出演し、休むヒマがないほどの多忙ぶりとなっている。

 その一方で朝ドラの驚異的なヒットが足かせになるとの指摘もある。今までは脇役が大半で強く印象に残るような当たり役がなかったために朝ドラヒロインのイメージが固定化され、演技の幅が狭まってしまうのではないかと危惧されているのだ。

「実際に朝ドラでブレイクした女優と同じくらい、それをきっかけに失速してしまった女優もいます。どうしても朝ドラのイメージが強くなり、オファーしづらくなってしまうんです。しかし、波瑠に関していえばそれはなさそうです。彼女は昔から様々な脇役をこなしてきたカメレオン女優であり、一つのキャラクターに縛られるということはない。逆に今まで蓄積してきた演技の幅の広さを発揮するチャンスといえます」(前同)

 長かった冬の時代を乗り越えて、ついに女優・波瑠の快進撃が始まりそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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