──うわぁ、それはなんというか…。プロの合コン相手みたいな感じですか。
植松「まあ、そんな感じですね。『現役のグラビアアイドルやモデルと合コンができる』というのがウワサになって、一部にはすごく人気がありました。それこそ、月に数回は開催されてましたから。私にもいまだにその依頼が来るくらいですし、とにかく需要があったんですよね」
──みんな現役アイドルだし、ルックスは確実に素人のコより可愛いですもんね。
植松「ヘタにキャバクラで飲むより、時間あたりの料金は安いんですよ。それに、有名かどうかは別にして、ネットで検索すれば一応名前が出てくるクラスのグラドルと飲めるわけですから、お得ですよね。女のコにしても、ギャラが出て飲み放題&食べ放題ということで、お金に困っているコたちからも需要のある仕事でした」
──その「ギャラ飲み」にはどんなコが参加していたんですか。
植松「実は、事前に書類審査があったりしましたね。私もキャスティングを手伝ったことがあるので、どんなコが通りやすいかは知っています。男性の好みもあるんでしょうが、書類選考の基準としては、黒髪タイプのコはあまり通りませんでしたね。まずは、身長が高めでスラっとした細身のコで、さらに胸が巨乳であればなお良しといった感じ。つまり、容姿が派手めなモデル体型っぽいイメージのアイドルが喜ばれました。ちなみに、私は黒髪ロリの低身長が売りだったので、ほかのコからはあまり呼んでもらえませんでしたけど(笑)」
──男性側はどんな人が多かったんですか?
植松「私のお客様には30代もいましたが、上は60代くらいまでとマチマチでした。もちろん業界の方やイベント関係者、格闘技の関係者とか不動産業、あるいはホテル業とか…芸能界以外の方々もいらっしゃいましたね。そもそも、ギャラ飲みの現場にはキャバクラのように店長やボーイがいるわけではないので、グレーな部分も沢山あります」
──派手に遊びそうなメンツですね。
植松「タクシー代だけじゃなくって、チップをもらうこともありましたね。たとえば、女のコたちにセクシーポーズ対決をさせて、一番脱いだり盛り上げたりしたコに『賞金5万円!』みたいな派手な遊びをする方とか…」