──どこまでやるか、線引きが難しそうです。
植松「自分のなかでは、“親に見せられないことはしない”っていう気持ちがありました。全裸にも抵抗があったんですけど、手ブラとか指ブラのシーンを撮影していると、『指を2本にしてみて』とか『次は1本で』なんて指示がくるのは当たり前。でも、指1本でどうやって乳輪を隠すんだよって話で…(笑)」
──ヌードにならないという一線だけは守ろうとしたんですね。
植松「それでも、弟の友達が私の出演作をどこかで見つけたみたいで、『おい、お前の姉ちゃん、AVに出てるぞ』って言われたようです。中身を見ればAVとは違うってわかってもらえると思うけど、パッケージでもかなり過激な姿を見せていましたから…。
自分で事務所を始めたのは、『私のような経験をさせたくない。何に挑戦するにしても女のコたちが自分の意思で決められる事務所にしたい』って思ったからなんです。まだまだこれからの会社だし、女のコたちにも苦労させちゃうだろうけど、それだけは守ろうって」
普通のコであればめげてしまいそうな苦労話も、さらりと話してくれた植松。それなりにキワどい話もあったが、笑い話のように聞かせてくれたのも、彼女が天性の明るさの持ち主だからなのだろう。次回はそんな彼女に、アイドル時代の過激なエピソードから業界の(秘)ウラ話、はたまた自ら芸能プロダクションを設立するまでのアレコレを赤裸々に告白してもらうことにする。
(続く)
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