一条綺美香、業を背負った昭和の女!! FAプロ専属第一弾作品『未亡人の母の乳房』


 閉塞した山村で男たちに抱かれることだけが唯一の楽しみとばかりに、快楽に溺れる未亡人を体当たりで演じる綺美香。旦那様の前では淑やかな雰囲気を漂わせるが、使用人に対しては女豹のように挑みかかり、山番には激しい腰遣いに我も忘れてイキまくる。相手によってS性とM性を使い分け、別人格のように振る舞う手際が見事だ。

 

 
 第二部の舞台は昭和42年の東京で、綺美香が演じるのは不法滞在の外国人。アパートを斡旋してくれたブローカーらしき男には、お礼代わりにと簡単に股を開き、しっかりとセックスを楽しむ。隣人は足の不自由な娘と父親の親子で、二人が近親相姦を始めると、綺美香は壁に耳を当てて、喘ぎ声を盗み聞きしながらオナニーに励む。さらに、綺美香に金を奪われた過去を持つ男が家に尋ねてくると、やはり金は体で返すとセックスに持ち込み、嬉々として上下のお口で野太い肉棒を味わい尽くす。

 

 
 綺美香は第一部と打って変わって、ドラマシーンでは外国人訛りの日本語でとぼけた風味を醸し出し、カラミではセックスが好きで好きで堪らないとばかりに淫乱ぶりを発揮する。そのギャップが淫靡さを際立たせるのだ。

 ヘンリー塚本監督の細やかな演出と描写に、芸達者な共演者たちの好演も相まって、専属第一弾にして素晴らしいドラマ作品を作り上げた一条綺美香。これからの活躍が期待できる充実の一本だ。
(文=猪口貴裕)

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