本作で辻村めるは何度もコスチュームを脱ぎ捨てる。その姿は潔く、デビュー作でありながらまったく出し惜しみをしていない。ハードなシーンで目を閉じてしまいそうになる姿はリアルで、かといって新人アイドルにありがちな痛々しさはあまり感じられない。男性ファンに媚びたオーバーな仕草をすることもなく、大胆なシーンに挑んでいる。お嬢さま特有の素直な性格と粘り強い演出がうまくマッチしたのだろう。
美しくも深みのある『究極乙女』。「乙女の性」とは、めるの指先のように可憐で大胆なものなのかもしれない。しかし、お嬢さまは気まぐれでもある。二作目では、きっと新しい顔を見せてくれることだろう。
(文=バハラナ高橋)
『究極乙女』辻村める
時間:95分
品番:MMR-AC004
発売:クール・エンタテイメント(株)
販売:(株)スパイスビジュアル
辻村める
T160/B83・W59・H84(cm)
大阪府出身。趣味/散歩、歌、絵画。
特技/クラリネット、バスケットボール
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