昨年放送された月9ドラマ初主演作『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)は全話平均視聴率11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と数字的に今ひとつだったが、業界内では「女性の視聴者が非常に多かったという調査結果に局が大喜びしている」との情報が流れた。20~30代の女性はテレビ局やスポンサーにとって最重要のお客様であり、その層をガッチリつかんでいると証明された石原の評価が高まったというわけだ。
この女性人気の高まりは男性ファンのさらなる増加に発展。前述の「カバーガール大賞」だけでなく、さまざまなアンケートのランキングで1位になる異常人気につながっている。
昨年だけでも美容誌「美的」(小学館)の読者アンケートで「なりたい顔」、サイバーエージェントが発表した10代女子が選んだ「1番なりたい顔」でトップ。さらに「キスしたい芸能人」(リカルデント調べ)、「隣に住んで欲しい芸能人」(レオパレス21調べ)、「この女性有名人が結婚したら会社休む」(アサ芸プラス調べ)、「抱きしめたい女性芸能人ランキング」(goo調べ)など数々のランキングで1位を獲得した。
また、美貌だけが評価されているわけではなく「頭の良さそうな20代女優ランキング」(R25調べ)でも1位になるなど、中身についても好印象を抱かれている。
「男性を魅了する顔立ちやモテしぐさが最大の人気の要因ですが、それが女性層にまで『可愛い』と思われるようになったのですから非の打ちどころがない。かつては共演者キラーとも呼ばれ、イケメン俳優のファンから嫉妬されることもありましたが、最近は恋愛も慎重になっている。ただキレイなだけではなく知的なイメージも抱かれるようになり、もう好感度が上がる要素しかありませんね」(前同)
放送中の「果汁グミ」のCMも「可愛すぎる」と好評で広告キャラクターとしても優秀。セクシー小悪魔系から好感度女優に成長した石原の勢いはしばらく誰も止められなさそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)