――最新作の『ポルノスター』はハメ撮りの第一人者であるカンパニー松尾監督とのコラボですが、ベテラン監督とのハメ撮りはいかがでしたか。
「不思議な感覚でしたね。監督と女優なんですけど、本番になると男と女というか。気持ちの切り替えが難しかったです。でもカメラの存在は一切気にならなかったし、他に人がいないから集中はしやすかったです」
――カンパニー松尾監督と言えばSっ気の強いプレイに定評があります。
「髪とか掴んでの言葉責めが多くて、そりゃあ濡れますよね(笑)。あと脱がせないままハメ撮りするのは、やられながらエロいな~と思いました」
――ここからはプライベートのお話も伺っていきたいのですが、初体験は幾つの時ですか。
「高1の冬です」
――いまどきの女の子にしては遅めですよね。
「そうかもしれないですね。それまでチューはもちろん、お付き合いをしたこともなかったです」
――好きな男子ぐらいはいますよね。
「正直、好きな男の子もいなかったんです。本当に興味なかったんですよね」
――でも中学生になると男女交際する友達も次々と出てきますよね。
「ですね。友達の恋愛話も聞いてましたけど、『彼氏作らないの?』って自分に振られると、『別に……』って感じで」
――それは、かなり変わってますね。
「男女交際とか性に対しての興味が全くなくて。だから今、自分がAV女優なのが信じられないぐらい」
――男子に告白されることもあったんじゃないんですか。
「中学卒業まではなかったですね。超真面目な生徒だったんですよ。よく、しっかりしてるって言われてたし、人をまとめるのが好きで委員会なんかもやってました」
――確かに十代とは思えないほど落ち着いているから頼りがいがありそうですよね。そんな真面目な優等生が、どういう流れで初体験をすることになったんですか。
「高1の時に初めてできた彼氏が全てを変えました(笑)」
――全てをですか(笑)。相手はどういう人だったんですか。
「同級生で、もともと同じ中学校だったんですけど、その頃から私のことが好きだったらしくて。友達から『あいつ好きらしよ』って言われて、『へ~』みたいな」
――他人事じゃないですか(笑)。
「私はそういうことが鈍いほうだから気付かなかったんですよね。それで告白されないまま違う高校に行っちゃって。でもメール交換はしていたので、やり取りをしているうちに、部活帰りに会うことが何度かあって。それで高校入学から3カ月後ぐらいに付き合って欲しいと言われて、しょうがなく(笑)」
――試しに付き合ってやるかと(笑)。それから初体験まで、けっこう間がありますよね。
「彼氏もエッチの経験がなかったから、お互いにビクビクしていたような感じで。私自身、性に対しての興味がないのもあるし、実際に意識し出したのは冬に入ってからですね」
――キスもしなかったんですか。
「キスは付き合って1カ月ぐらいでしましたけど、その後も手を繋ぐぐらいのピュアなお付き合いで。付き合い始めた頃は、相手が一方的に好き好きって感じだったんですよね。私も同じぐらい好きになったのは、エッチする直前ぐらいです」
――初体験はどういうシチュエーションだったんですか。
「彼の家で、いつも通りテレビを観ていたんですけど、冬で寒かったのでお互いにくっついていたんですよ。そのうちお互いにそわそわし始めて、しばらくしたら彼氏が『そろそろしようよ』って」
――ドキドキする展開ですね~。家に彼氏の両親はいなかったんですか。
「最初はいなかったんですけど、お父さんが途中で帰ってきました」
――どういう流れで進んだんですか。
「最初から彼の緊張が伝わってきて、10秒に一回ぐらいは『痛くない? 大丈夫?』って訊いてくるんです。でも前戯の順序はしっかり組み立ててあって、これはAV観てるなって感じました(笑)」
――何度もAVを見てシミュレーションしていたんでしょうね。フェラはお願いされましたか。
「自分からしました。『じゃあ次は私ね』って感じでやったんですけど、正直グロいなって思ったし、やり方も分からないしで、ぎこちなくて。そしたら彼氏が『大変だからいいよ~』って」
――彼氏も初めてだから、事細かにこうして欲しいって言えないですしね。
「ですよね。それで『じゃあ挿れる?』って感じで挿入したんですけど、もう痛くて痛くて。ちゃんと入ったんですけど痛すぎて大泣きしちゃったんですよ。もうガチ泣きで彼氏も引いちゃって、それで中断したんですよね。そんな時にお父さんが帰ってきて、一回彼が呼ばれて部屋を出て行って、戻ってきたタイミングでやろうと」
――それは彼氏が切望したんですか。
「むしろ彼のほうが『今日はやめよう』ってなっちゃったんですけど、なぜか私は最後まで行きたいって思ったんですよね。そこで私は『大丈夫! やろう!』って。それで痛みを我慢しながら、何とか最後まで行って」
――男気があるな~! 初体験を済ませた後はどんな気持ちでしたか。
「やっぱり大好きな人と一緒に気持ち良くなるっていいなって思いました。それからは会う度にするようになって」
――まあヤリたい盛りの男子はそうなりますよね。嫌じゃなかったですか。
「全然。求められるのは嬉しかったです。その人とは高校時代ずっと付き合って、いろいろ開拓されました。彼のおかげで今の藤井有彩があります(笑)」
――そういえば確か『新・絶対的美少女、お貸しします。50』のインタビューで、ジャムを塗ってプレイしたことがあると言ってましたよね。
「その初めての彼氏です。オナニーを見せてって言ってきたのも彼ですね」
――童貞喪失すると一気に彼は貪欲になったんですね。
「ネットで穿いたままエッチできる紐パンを買って渡されたこともありますし、オモチャも支給されました(笑)」
――彼から一方的にお願いされることが多かったんですか。
「でも、お互いにこうすると相手が喜ぶんだって話し合ったりしましたよ。『ここが気持ちいいの?』とか、いろいろ聞きながら。恋人同士だからこそ、そういうことも言い合えたんですよね」
――ちなみに高校時代の胸の大きさはどれぐらいだったんですか。
「入学当時でEカップぐらいあったんですけど、どんどん成長して高2でHカップあった時期もありました。彼氏もビックリしてましたね」
――彼女の胸の成長を目の当たりにできるなんて嬉しかったでしょうね。
「学校で『俺の彼女めっちゃいい体なんだよ』って言ってたらしくて。彼の学校は男子が多かったんですけど、たまに学校まで迎えに行くと、彼氏の友達から変な目で見られているのが分かるんですよ」
――パイズリも要求されたでしょう。
「エッチすると常にでしたね」
――そりゃそうでしょうね。ちなみに自分はMだって自覚したのも、その人と付き合っている頃ですか。
「そうですね。彼がSだったので、制服のネクタイで私の手足を拘束してエッチしたりとかがあって、それで興奮する自分がいてMなんだなって」
――どのぐらい彼とは付き合ったんですか。
「高校卒業まで付き合ったんですけど、彼が他の女とも付き合い始めて。それが、よりによって私の知り合いだったんですよ。私は揉めたくなかったし、だったら自分から身を引こうって。『あんたよりいい男を見つけるから!』って」
――逆に浮気したことはないんですか。
「告白されることもあったんですけど、彼氏がいると他に目が行かないんですよ」
――一途なんですね。
「もともと世話好きなんですけど、彼氏に対しても尽くすタイプなんですよね」
――次に付き合ったのは、どういう人だったんですか。
「4つ年上の社会人です。けっこう私は友達といるとお姉さんキャラなんですけど、本当は甘えたい願望もあって。だから年上の彼氏は楽でしたね」
――セックス面で年上だなと感じることはありましたか。
「Mって言ってないのに分かってしまって、『これ好きなんだろう』って感じで焦らされるんですよね。エッチに関しては彼のペースにハメられてました。でもお互いに忙しくて数カ月で別れて、次に付き合ったのが1コ下だったんです」
――甘えられないじゃないですか。
「そうなんですけど、年下は年下で可愛いんですよね。相手が甘えてくると、世話とかしたいたくなっちゃうんですよ」
――どんなタイプの男でも適応できるってことですね。今は、彼氏はいないんですか。
「たまたまなんですけど、このお仕事を始めるタイミングで別れました」
――寂しくないですか。
「毎日、忙しいので寂しさはないですね。お仕事が充実してますしね」
――この仕事は、いつまで続けるつもりですか。
「特に決めてないんですけど続けられる限りは。何度かイベントをやらせて頂いたんですけど、直にファンの方と触れ合うのは楽しいし。作品についての意見も聞かせてくれて、次頑張ろうって思うし。なのでファンの期待に応えられるように頑張りたいです」
(文=猪口貴裕/写真=カズヒロ)
■藤井有彩最新作『ポルノスター』の無料サンプル視聴はコチラから。