さて、こういった状況の中、素晴らしい店を見つけた。それは、池袋にある某熟女店『I』。このお店では『性病監査キット』を販売しているのだ。検査項目によるが、病院で行えば2万円超えも珍しくはない(この価格設定も検査を遠ざけている気がしないでもない)ところ、1万円ジャストで提供している。同店では在籍女性への検査を義務付けており、その提携している病院の厚意で格安価格になっているようだ。
なお、検査項目は、淋菌検査・トリコモナス検査・カンジタ検査・クラミジア検査・咽頭淋菌検査・咽頭クラミジア検査の6種類。いわゆる性病検査のポピュラーなものにあたる。
気になるシステムだが、『I』でプレイする際に、検査キット購入の旨を伝えると、予約した女性が持参してくれる。
今回、実際に筆者が体験した際には、お相手であるスレンダーでサラサラの黒髪が魅力的な四十路後半の熟妻サユリさんが、検査キットを差し出しながら、
「どうします? 今、やってしまいますか?」
といってきた。検査方法は尿検査が2種、口の中の粘液を採取するものが1種で、簡単に済むという。口内の粘液採取は、寝起きか食後から2時間空いていれば可能ということで、筆者はすべての検査を行うことにした。
その間、サユリさんを待たせることになってしまったが、熟女妻の前で採尿をすることは、なんだか羞恥プレイにも思えた。その後、採取キットに被験者の生年月日と採取日を記入して女性に渡す。
なお、当日尿の出が悪かったり、食後間もない時は自宅で行なえ、専用の封所でのポスト投函も可能だ。この際も生年月日と採取日を記入するだけなので、被験者の住所・本名などのプライバシーは知られない。
その後のすべての管理はお店がやってくれる。コチラは検査結果を待つのみだ。結果はお店で受け取ることもできるし、パスワード入力で検査施設のホームページで確認することもできる。これならば、遠方から来店したお客さんでも気兼ねなく受けることができ便利だ。
今回、筆者が個人的に思ったことは、まずなんといっても病院へ行くという手間を省けるメリットは大きい。そして、恥ずかしさの回避ができたこともありがたいと思った。
「性病科へ行き、性病検査をする」ということは、たとえ自発的な行動でも、どこかに後ろめたさを抱いてしまいがち。ところが、この方法だと家族バレの恐れもない。この点も筆者の背中を押してくれた要因のひとつだ。