指原莉乃、『今夜くらべてみました』MC抜擢! 持ち前の企画力と洞察力でさらなる飛躍となるか


 また、指原のMCとしての素質をこう話す人も。

「彼女は、ももいろクローバーZや東京女子流らが参加したアイドルイベント『ゆび祭り』や、HKT48のコンサートをプロデュースするなど、かねてからアイドルの枠を超えた活動をしてきました。企画力はもとより、本人がネットに精通していることからくる情報収集能力やトレンドを探る能力や分析力に優れ、そして何より他人を巻き込んでいく力は、まるで秋元康さんの愛弟子のような貫禄さえあります(笑)。

 ただ、ここで面白いのは、自分が表に立つと少なからず失敗するということです。主演映画などはその最たる例でしょう。数年前、秋元さんは彼女に『裏方として放送作家になった方が向いている』と言っており、このときは単純にブログの文章力を褒めただけでした。しかし、今にして思えば、そこには秋元さんならではの分析が働いていた気がします。“裏方”を広義に捉えれば、まさにタレントをプロデュースすることやMCの仕事にもつながります。

 スキャンダルでつぶれかけた彼女は、新天地に行くことで、HKT48の魅力ある若手を発掘する楽しみだったり、自身の知名度をほかの誰かのために役立てる手段だったりを見つけたように思います。その結果として、プロデュース能力は大げさまでも、裏からできることの引き出しが増えた。この能力は、自分が前に出ないと生き残れないと思っているタレントにはないもので、それこそMCとしては必須のもの。自分のことをよく理解し、ほかのタレントが輝くことに自分の存在価値を見出せる指原さんは、すでにアイドルではなく、タレントとして確固たるポジションを獲得しているように思えます。しかも、まだ23歳というのだから恐ろしいですよ(笑)」(芸能関係者)

 芸能界では女性MCという存在が少なく、このところは久本雅美(57)以降、若手が育たない状況が続いている。ベッキー(31)の不倫騒動からの活動休止や、進行に定評のあった関根麻里(31)の出産による仕事のセーブなどを考えれば、今回を機に指原が一気にそのポジションに躍り出る可能性もありそうだ。
(文=サ乙)

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