先日、取材で関西を訪れた筆者。仕事は無事に終わり、プライベートでの風俗遊びのため、現地の事情通から情報を集めることにした。
こちらが求めたのは、ジャンルを問わず“面白い特徴がある”お店。そこで名があがったのが、“遊郭”をコンセプトにした雄琴のソープランド『O』だった。
滋賀県の雄琴といえば、西日本でも有数のソープランド街だ。たしかにソープは風俗の王様なのだろうが、サービス的にはそれほど特徴が求められないジャンルでもある。遊郭がコンセプトだとしても、“それっぽい”だけのものである可能性もある。
大阪から電車で1時間弱。おごと温泉駅で降りてタクシーの運転手に店の名前をつげると、なんの躊躇もなく車は発進した。
『O』の前に到着し、すぐに驚くことになった。門構えが江戸時代のお屋敷のようなのだ!
周辺のソープランドの外観も派手なものが多いが、この店は群を抜いて派手で、とにかく目立つ。それは、門をくぐることに戸惑ってしまうほどだった。
それでも門をくぐり、玉砂利に置かれた飛び石を渡って入口へと歩を進める。ソープランドというよりも、なんだか料亭に来てしまった感じといえば、その雰囲気が伝わるだろうか。
店内に入ると、男性スタッフは全員黒いスーツ姿と、いわゆる普通のソープランド的だった。しかし、煌びやかな内装の館内に琴の音色が響き、趣があった。
それは待合室にも表れていた。他店であればソファーにテーブルのセットのところ、『O』はお座敷に座椅子という和風スタイル。徹底したコンセプトに期待も高まる。