そんなやりとりが3回ほど続いたころ、なにやらガサゴソという音がした。視線の先に“何か”が蠢いていた。床に目を向けた私は、思わず絶句した…。
サソリだッ!!!!!
慌てまくった私は、スザンナに「スコーピオン!」と叫ぶ。ところが彼女は「OK! よくあることよ」といたって冷静だった。
なんでも、ネバダ州は砂漠があり、サソリもけっこういるのだという。「だから、気にしないで」とフェラを続けるスザンナ。日本人の感覚としては、ゴキブリ程度の扱いのようだが(仮にそうでも、それなりに騒ぎそうだが…)、私としては気が気でない。
珍客のせいで私のイチモツは少し萎えた。すると、スザンナは再び手コキに切り替えてきた。その際、「私はサソリよりもラトルスネーク(ガラガラヘビ)のほうが恐いわ」と言った。そして、「だけど、このベビースネークは可愛いわ」と私のイチモツへのフェラを再開した。アメリカンジョークなのだろうか。笑うべきところだったのだろうか…。
その後、無事(?)大きくなった私のスネークは、上になった彼女の穴の中に吸い込まれていった。ブロンドの髪をなびかせながら、激しく腰を動かすスザンナ。膣圧を意図的に締めたり緩めたり、それこそ、コチラの方がよっぽど生き物のように思えた。
いよいよスザンナから「GO!」、つまり“イッテよし”とお許しをいただいた。さらに激しく腰を動かされ、私の股間は大当たりしたスロットマシンがコインを吐き出すが如く、大発射した。
コトが終わって服を着ようとした時のこと、「ちょっと待って!」と私の衣類の全部をバッサバサと振り払い始めたスザンナ。もちろん、「サソリが潜んでいるかもしれないから…」だった…。
行為の最中にサソリが落ちてくるなんて、なかなか経験できるものでもない。なんだかんだで、やっぱりアメリカは面白い国だな、とますます好きになったのだった。
(文=美田三太)
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