あるようでないシステム!? 料金後払い風俗


 20年以上風俗で遊んでいるが、意外にもこういった経験は初めてだった。それだけでも、この店を選んで正解だと思えた。普段は他店でやっている、石鹸の泡を使ったじらしプレイや、シャワーフェラならぬシャワークンニ、バスタブでの潜望鏡式クンニなども、なんだか新鮮に感じるのだった。

 その後、ベッドでのプレイも、基本的にコチラがイニシアチブをとるスタイルとなった。フェラというよりもイラマチオに近いカタチでしゃぶらせたり、アイマスクをして感度が高まっているところに電マ責めをし、女のコを思う存分堪能した。

 プレイも終盤に差しかかったころ、ようやく「取りますね…」とアイマスクが外された。と同時に、筆者の股間に潜り込んだ彼女は、即尺同様に激しいフェラを始めるのだった。

 これまでは一方的に見る側だったのが、急に見つめられたため、なんだかめちゃくちゃ恥ずかしかった。完全に羞恥プレイだ。そんな精神状態でハードに責められた結果、彼女の口の中で果ててプレイは終わった。

 その後、少し落ち着いてから、「ありがとうございました。○○と申します。それでは、料金の…」と切り出された。

 思えば、ここで初めて彼女の名前を知ったことになる。会った瞬間にプレイが始まったからだったが、料金後払いのことも含め、なんだかワケあり女性とひとときの逢瀬を楽しんだような生々しさがあった。

 それにしても、この“料金後払い”システムは、サービス面での自信がないとできないことだな、と思う筆者なのであった。
(文=子門仁)

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