また、15年のドラマ『サムライせんせい』(テレビ朝日系)では、俳優の神木隆之介(22)演じる幕末の英雄・坂本龍馬がメイドに扮したシーンも。子役として長いキャリアを積んできた神木にとって初の女装姿となったが、同時期に熱愛報道のあった志田未来(22)に似ていると評判を呼び、ネット上には「並んだら姉妹に見えるのでは?」といった声もあった。
その神木と同世代で、auの三太郎CMにおける鬼ちゃん役などでこのところ注目を集める菅田将暉(22)も、2014年公開の映画『海月姫』で女装男子役を熱演。その完成度の高さには、女性ファンからも「負けた…」と完敗宣言が飛び出すほどだった。
そんな神木や菅田と違い、役柄とは関係ない状況で女装姿を披露する俳優もいる。2015年の連続ドラマ『コウノドリ』(TBS系)で主演を務めた綾野剛(34)は、共演者の星野源(35)と一緒に女装姿に挑戦。お団子頭にピンクのナース服を着た綾野と、ロングヘアーの女医に扮した星野の姿は、女優・吉田羊(年齢非公開)のブログにて公開され、「貴重すぎる」とファンを喜ばせた。
さらに、昨年放送された本田翼(23)主演の月9ドラマ『恋仲』(フジテレビ系)で脚光を浴びた野村周平(22)も、女性らしいメイクを施した姿を自身のTwitterにアップしている。コメント欄には「本田翼みたい」といった声も上がり、投稿から約3時間で4万5,000件以上の「いいね!」を記録するなど大きな反響を呼んだ。
もはやスタンダード化しつつある「イケメン俳優の女装」。そのクオリティの高さから、「ふつうに抱ける」「惚れるレベル」など、男性視聴者からの熱いラブコールも多数聞こえてくるようになった。確かに、もともと顔立ちの整ったイケメン俳優が本格的なメイクを施せば、本物の女性を凌駕してしまってもおかしくはない。そして、当然ながらその逆パターンも考えられる。美しすぎる俳優と男前な女優が、それぞれ性別を変えた役を“普通に”演じるドラマがあっても面白そうだが…。
(文=ニシカワタマミ)