新年を迎えると、よく「姫はじめ」という言葉を聞くが、そもそもどういった意味なのだろう。よく知られているように「その年に初めて行う男女の営み」で合っているのか。
調べてみると、かつて日本にあった1月2日の行事らしい。仮名暦(かなごよみ=仮名文字を使って書かれた和暦)に「ひめはじめ」という表記があり、“何か”をしていたのは間違いないようだ。
ただ、ひらがなゆえに、その解釈をめぐって多くの説が生じたという。中でも有力なのは、もともと正月には姫飯(ひめいい=柔らかい飯)を食べる習慣があり、年が明けてそれを初めて食べる日だから「姫はじめ」になったとの説だ。
ほかにも、「飛馬はじめ」(=最初の馬に乗る日)、「火水はじめ」(家事などで火や水を初めて使う日)、「姫糊はじめ」(洗濯を始める日)といった説もある。
さらに調べてみると「秘めはじめ」と書き、夫婦が初めて秘め事をする日という説もあるそうだ。これが、年明け最初のセックスという意味につながったのかもしれない。
いずれにしても、個人的な姫はじめといえば、年明け一発目の風俗遊びと決めている。すでに15年続けている習慣だ。
正月の女性のイメージといえば、やはり晴れ着姿。最近では見かける機会が少なくなったものの、初詣などに行けば今でも女性の和服率は高い。そんなこともあって、筆者は姫はじめに『和服風俗』を狙うことにしているのだ。