【世界風俗探訪・ハワイ編】 ジャニーズと寝たことを売りにする女



「ヌードチャージ、50ドル」

 全裸になった後、シレッとした感じでマナがそう言った。

はぁ? そういうことするのに裸になるのは当然だろう? 何を言ってるのだ、この女は…。

 さらに、

「さっき私のオッパイに触ったので、タッチチャージも50ドル」

 ほぼ何もしていない状況で250ドルの要求である。次から次へと加算するなんて、歌舞伎町の悪質ぼったくり店か、ここは! さすがに、この仕打ちには私も納得できず、「どういうことだ?」と問いただす。するとマナは毅然とした態度で、
 
 
 
「私、ジャニーズの○○と寝たからクオリティ高い!」
 
 
 
 と、のたまうではないか! その表情には「当然でしょ?」と書いてある。ちなみに、○○に確証がないので伏せるが、当時も今も国民的人気グループのメンバーの名前だった。なんでも、その年の正月にバカンスで来島した際に相手をしたとか。しかし、そんなこと、私にはまったくもって関係ない。

 興醒めした。完全に萎えた。しかし、部屋に入って彼女をヌードにして触ったことは事実なので、ルームチャージ&ヌードチャージ&タッチチャージを支払うことに…。ただし、
 
 
 
「まだ何もしていないので、100ドルは返せ!」
 
 
 
 と強い口調で私は言った。するとマナは鼻先でフンと笑い、

「○○だけじゃないわよ。コメディアンのAや、ミュージシャンのBとか…」

 と、これまで自分が相手にしてきた日本の有名人たちの名前を出して、したり顔。

 馬鹿負けの根負けである。もう、どうでもいい…、そう思って天を仰ぐように天井を見つめる。すると、マナが「時間、なくなる」と私を押し倒してきた。

えッ? ヤルの?

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