「スポンサーや電通はAKBグループを五輪ビジネスに売り込もうと必死。しかし、秋元氏は『公私混同になる』と否定的です。それがホンネというより、自由に動かせなくなったAKBに見切りをつけて別の形で五輪に携わりたい気持ちが強まったためといわれています。60歳で引退ならAKB関連の仕事から堂々と撤退し、個人として五輪ビジネスに加われますからね。しかし年齢的にも思い切った行動には出づらいため、秋元氏は『このままなら俺が卒業するぞ』と盛んにアピールして自分の立場を回復しようとしている」(前同)
策士の秋元氏らしく、卒業宣言も額面通りというわけではなさそう。五輪ビジネスに関連した内部の綱引き合戦が繰り広げられているようである。開会式にAKBグループが関わってくるのかどうかも含めて、今後の秋元氏の動向から目が離せない。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)