「デビュー以降、モデル系の事務所に所属していた松島さんですが、昨年、女優の木村佳乃さん（39）や杏さん（29）が在籍するプロダクションに移籍した。それを機に女優としての活動を本格化させ、米倉涼子さん主演の連続ドラマ『ドクターX～外科医・大門未知子～』（テレビ朝日系）などに出演。今年の春には、名古屋テレビが制作した『ミステリなふたり』でドラマ初主演を務め、職場では“氷の女”と呼ばれる冷徹な敏腕女性刑事でありながら、家に帰ると年下の夫に甘えまくるというギャップのある役を好演した。劇中では、イケメン夫を強引に押し倒してエッチに誘う刺激的なシーンなどもあって、セクシーな魅力も振りまいていました。
また、9月公開の映画『天空の蜂』でも刑事役に起用された。人気作家・東野圭吾さんの原作をもとにし、堤幸彦監督がメガホンを握った話題作では、喜怒哀楽をあまり表に出さない女性刑事を演じ、初映画とは思えない落ち着いたところを見せていました。撮影秘話として、急きょセリフがすべて尾張弁に変更されたことが伝えられましたが、堂々とした演技を披露しており、違和感はなかったですね。何より抜群のスタイルはスーツ姿が映えますし、大人っぽい顔立ちがシリアスなシーンにおいても絵になっていたと評判を集めました」（ネットライター）
CMなどに起用されていたとはいえ、女優としての演技経験はまだ浅い松島。そんな彼女が女優として着実にステップアップしているのも、モデル時代に培ったテクニックがあるからだろう。
ファッション誌の中で、さまざまな表情を的確に使い分ける松島は、“最強モデル”と呼ばれることがある。凛々しい雰囲気からおとぼけ顔まで、見事なまでにくるくる表情を変化させる彼女は、同業のモデルからも一目置かれる存在だ。その豊かな表現力が女優業においても生かされているに違いない。遅咲きの部類に入るのかもしれないが、来年あたり女優として大きく飛躍しそうな予感だ。
（文＝aiba）