すると、「もうガマンできない?」と上目づかいで聞いてきたKちゃん。筆者はうなずくことしかできず、「じゃあ、1回、気持ち良くなりましょうか?」とベッドに押し倒され、彼女が上になった。そして、「もっと!」「いっぱい突いて!」とおねだりしてきたKちゃんの前に、呆気なく轟沈するのだった。
第一ラウンドを終え、シャワータイムへ。彼女のボディは、華奢ながらもDカップ乳が素晴らしかった。しかし、筆者の股間のリアクションがいまいちな状態に。それほどバニーガール姿が良かったワケだが…。と、この時、筆者はある“先輩”の言葉を思い出していた。
数年前、吉原のソープランドの待合室で時折会う、風俗歴40年以上の70歳の老紳士との会話で、最近はメイド系の風俗店が多くなったという話になった。その“先輩”は、「昔でいうところのバニーガールみたいなもんですよ」という。なんでも、高級なキャバレーではバニーガールが定番だったし、ピンサロやファッションヘルスでもバニーガールスタイルを取り入れている店が都内には結構あり、「だから、私は元祖コスプレだと思うんだよ、バニーは…」とのことだった。さらに先輩は、1970年代後半から80年代前半にかけて「お色気系テレビ番組のアシスタントにバニーガールが多かった」とも。
さて、『D』でのプレイに話を戻すと、筆者はKちゃんにバニーガール姿がまた見たいと伝えた。すると、「もちろんですよ!」と笑顔で再びバニーガールスタイルに。これで、テンションが上がった! さらに、手枷をして尻を突き出してくるKちゃん。実は『D』にはもうひとつのコンセプトがあって、それは女の子が“ドM”だということ。
ということで、容赦なく、だけど優しく責めることにした。お尻の丸い尻尾の飾りを震わせながら、悶えるKちゃん。ウサギの鳴き声を実際に聞いたことはないが、彼女はなかなかイイ声でヒーヒー言ってくれるのだった。その後、バニースーツの裾をズラし、筆者が上になってのフィニッシュタイムへ突入。筆者の股間も再びウサギのようになってきたので、激しく腰を振る。回数を重ねるほどにウサ耳が揺れ、恍惚の表情に染まっていくKちゃん。ウサギのような白い美肌が紅潮し、絶頂に達して初雄琴ソープは終わった。
初めての雄琴、そして、初めてのバニーガールということで、そこで得られた興奮度はかなり高かった。だからこそ、なぜ今まで未開拓だったのだろうと、悔やんでしまった。それと同時に、次はほかのコンセプトのソープランドに突入してみようと心に誓った。筆者の雄琴物語は、たった今、始まったのだ。
(文=子門仁)