○○なバニーガールしか在籍していないソープランド


 途中、ひとりで歩く男性を十数人ほど追い越した。彼らもソープ目的かとS氏に尋ねれば、「雄琴港で釣りをする人ですね」とのことだった。雄琴は温泉を主軸にした観光地として力を注いでいるため、家族向けのホテルや案内所が目についた。

 S氏いわく、5年前には観光案内所でも、普通の旅館やホテルを案内すると同時にソープを案内してくれたという。笑い話のようだが、「看板には“旅館・ホテル・特殊浴場”って書かれていたんです」と教えてくれた。ソープランドの存在を隠す(薄める?)ために駅名を改称しているのに、その堂々っぷりはなんなんだ(笑)。ちなみに、筆者はその看板を発見できなかった。この5年で取り外されたのだろうか…。

 駅から車で10分弱で見えてきたのが、大きな門だった。『シルクロード』『ゴールデンゲート』と名前が付けられた2つ、それぞれが雄琴ソープランド街への入り口になっている。ここに約40ものソープランドが軒を連ねているそうだが、それでも年々減少しているという。

 店をチェックすると、東京の吉原と同じ名前の店舗が数軒あった。S氏にも関連は分からないというが…。さらに気になったのは、学園系や痴漢系に特化した店がいくつかあったことだ。つまり、イメージクラブ的なコンセプト型ソープランドである。これは面白そうだ。ということで、特に気になった『D』という店に入ることにした。

 S氏の記憶によれば5年前にはなかった店で、「つい最近リニューアルしたか、オーナーが代わって再オープンしたのでは?」とのこと。実際に店内に入ってみると、要所に新しさを感じることができ、確かにS氏の言う通りなのかもしれないと思った。

 まず、フロントで80分で28,000円を支払う。女の子はランクによって指名料金が違ったが、一番安いランクの泡姫でも、かなり可愛い! 「このソープランド、かなりレベルが高いぞ」と直感で思った筆者は、あえてフリーで入ることにした。そして、女のコによるお出迎えの瞬間から、このソープランドの醍醐味がやってくるのだった!

 現れたKちゃんは、ブラウンの巻いたミディアムヘアが、いかにも関西ギャルといった感じだった。もちろん、可愛い! 出で立ちは、網タイツにハイヒール、蝶ネクタイ、そして頭にウサギの耳…。そう、この『D』は、“バニーガールソープランド”なのである。

 挨拶もそこそこに、筆者のズボンとパンツをおろし、しゃぶり始めるKちゃん。これまでにソープランドで何度も即尺を受けてきたが、バニーガールにされるのは初めてである。筆者は仁王立ちスタイルだったが、目の下でウサギの耳が揺れることも新鮮だった。

 バニーガールといえば、さきごろヌード撤退を表明したアメリカのP誌。なぜウサギをモチーフにしたかといえば、哺乳類の中でもっとも繁殖力が強い=精力が強いからだという話がある。筆者もバニーガールの即尺の前に、股間がウサギ状態になってしまった。

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