あらかじめ数軒のデリヘルに電話して、女のコが来られる温泉旅館を聞いてから宿を予約した。
その夜、温泉でくつろぎ、大分の海でとれた新鮮な海の幸に舌鼓を打ったあと、部屋で待っていると、予約しておいた女のコが現れた。
「大丈夫だった? 見つからなかった?」
「ハイ。いつも入ってるから大丈夫ですよ。だれもいなかったし」
アイドルみたいに細くてカワイイ20代前半の彼女は、そう話した。
コンパニオンを頼めば5万~10万円もかかってしまうピンク遊びが、デリヘルならその数分の1で楽しめる。そして、和室に布団というシチュエーションもエロさを盛り上げるのに一役買っている。
ベッドではなく布団の中で彼女の細いカラダを抱きしめ、お決まりのお願いをしてみると、いつの間に仕込んだのか、枕の下からお約束アイテムを取り出すのだった。
どうやら大分のデリヘルでは、それもアリというデリも少なくないらしい。ここまで至れり尽くせりの温泉街、行かずにどこで遊ぶのか!
(写真・文=松本雷太)