ただ、サカタ氏が日本人のフリをするのもうなずけるほど、モテた。私に対しても「ニホンジン、デスヨネ?」と、女のコたちが次から次へとアプローチをかけてくるのだ。その中に私が日本人であることを確認すると、やけに積極的になってきた女のコがいた。ミズキと名乗った彼女は20歳位で日系人らしい。名前と顔は日本人に近いが、ボディは風船のような爆乳がまぶしいラテン系だ。
そんな彼女が、「100ドルで一緒に遊びませんか?」と言ってきた。ブラジルの通貨はレアルだが、中南米ではドルを要求されることも珍しくないので、もちろん異存はない。
ボアッチは連れ出し式なので、現地の人はラブホテルのような場所を利用するそうだが、私は宿泊先のホテルへ行くことに。部屋に入るなり、ミズキちゃんが抱きついてきてキスをしてくるが、推定Hカップのバストがふたりの間を隔て、微妙な距離ができる。この距離感がラテン娘を抱いていることを実感させてくれた。
シャワーも浴びていないのにミズキちゃんのほうからグイグイと迫る感じで、キスからの全身リップ的な愛撫を受け、気づけば私の股間はフル勃起状態になっていた。それを見たミズキちゃんはニッコリ微笑み、躊躇することもなくしゃぶり始めた。
それが20歳の女のコだからなのか、ラテン系の女のコだからなのかは分からないが、いきなり深く舐める大胆さに驚いた。日本では、なかなか味わえない情熱的なフェラだったからだ。
その後、ミズキちゃんが上になって、激しく、そしてしなやかに腰を使ってグラインドをしてきた。それは、まるで躍るようで、ブラジルということもあってカーニバルのダンサーを思い出させるものがあり、彼女のリズムに委ねる形で果てた。
ミズキちゃんは休憩する間もなく、さらに迫ってきた。私自身、もちろん、セックスは嫌いではない。しかし、ここで、ふと思い出したのは、数時間前にサカタ氏の「日系人は日本人と同じ顔をしていても中身はブラジル人」という言葉だ。
ブラジル人がセックス好きであるかはさておき、私はミズキちゃんの積極性をラテン系の血によるものだと感じた。
2度目の情事も、自分よりもはるかに年下の彼女のリードというか、一方的な腰使いの前に終わった。それでも彼女は物足りなかったのだろうか。「明日も会えますか? 私は絶対に会いたい」と言い出した。ラテン爆乳娘のアプローチ…。激しいセックスで頭の中が茫然としていたこともあって、少々浮かれた気分で「もちろん」と約束した。